出産直後だけが育児じゃない
2020/10/17
ふっと健康状態についてニュースになって
さっと居なくなってしまった前首相の安倍さん。
後任は禍々しさを感じる流れになりながらも
菅さんに選ばれました。
何というか、石破さんが可哀想。
それはともかく、
菅政権で目玉とされるものがいくつかあり
携帯料金引き下げについては
以前触れたように物凄い違和感があります。
また、他の目玉もあって
出産直後の時期に、男性が育児休業を取得しやすくする制度の導入
とやらがあるようです。
これ、めちゃくちゃ違和感あります。
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出産は始まりに過ぎない
男性の育児への参画は
女性活躍だとかダイバーシティの観点で
物凄く重要視されています。
しかし日本は
習慣に男性が家庭や子どものことに関わって来なかったこともあり
例え本人にその意思があっても
例えば勤め先だとか社会的に認められない実態がありました。
最近では企業のダイバーシティに関する理解も深まっていて
以前と比べるとかなりマシなり
良心的な企業は男性の育児休暇取得に寛大だったり
政府からの圧力に応える企業も居たりして
むしろノルマ的に
男性の育児参加の指標として育休取得を促すところもあります。
ですがこれは一般的に大企業にある傾向で
世の中多くの中小企業については
相変わらず男性は育休を取らない風習・文化が前提のところも
多くあります。
それを是正するため、政府が更なる制度導入で推し進めよう
という狙いなのでしょうが
出産タイミングに合わせた休暇なんて、
長い育児奮闘生活からすると一瞬です。
確かに出産に伴う女性の心身への負担は半端なく
そんな状態で配偶者が付き添ってあげることには
かなり大きな意味があることは理解しています。
ですが、それが出来たら男性の育児参画は達成、
ってのは違うと思います。
10-15 年は覚悟
出産は育児の始まりにしか過ぎない
と思っていますが
ではいつまでが大変な育児なのか。
これは子どもや家庭次第で異なるため
断言は出来ないと思います。
極論、私の母親は現時点であっても
息子である私のことを案じているでしょう。
きっと私も子どもたちが大人になったとしても
元気にしているかな、
困っていないかな、
辛い目にあっていないかな、
大丈夫かな
と思い続ける自信があります。
なので、生きている間はずっとそうなのかもしれませんが
時間的、物理的に育児で時間を多く使うという意味においては
恐らく 10-15 年は覚悟することになると思います。
小学校の 4-5 年生くらいで手がかからなくなる子も居るでしょうし
思春期を迎えて色々と心のケアや気苦労が生じる子も居るでしょう。
では男性の育児の参画はどうすれば良いのか。
男性の育児の参画をすれば、
女性がその分社会で活躍しているかもしれませんので
今度はそんな活躍する女性が育児と仕事を両立するには
どうしたらいいのか、
といった話になり
男女共々、親が育児と仕事を両立するにはどうしたら良いのか
といった課題になると思います。
そしてその期間が 10-15 年となると
例えば 30 代前半で子どもが出来たとして
+15 年すると 50 歳手前といった感じです。
社会人でこの年齢の間、
従来は仕事に専念していた男性が多く
それで経済が回っていましたが
男女共々育児をしながらこの期間を過ごす訳です。
他の誰かが何らかの形で頑張るしかありません。
その候補は
1. 若手
2. 従来の定年越え従業員
3. AI やロボ
です。
2 や 3 が注目を集めますが
私は 1 を推し進める方が良いと思っています。
その理由は、次回にでも記載したいと思います。