育児世代の穴を若手が埋める理由
昨日、菅政権の取り組みとして
出産に伴う男性の育休取得の推進があると記載していました。
子育て世代として毎日多くの時間を子どもに割いている身としては
なぜか出産だけが取り上げられていることに
非常に違和感を感じています。
勿論、出産は人生の大イベントです。
特に女性は心身ともに大きな負担がかかるため
育休を取得し難い企業文化が残る企業が多い中
この手の政策による推進自体、かなり前向きに思えます。
がしかし、出産は育児の始まりに過ぎず
その後に続く育児が伴う生活が
社会人としては物凄く辛かったりします。
特に仕事との両立です。
育児に手がかからなくなるタイミングは
家庭や子どもに依存すると思いますので
断言だとか特定は不可能ですが
10 歳で親と遊ばなくても良くなっていたり
15 歳で思春期沙汰がひと段落していれば
まぁそこで取り合えずの目途が立つかもしれません。
という訳で、10-15 年と仮置きしました。
子どもが生まれてから 10-15 年となると
社会人としてはどのタイミングでしょう。
従来ではバリバリと主戦力で活躍していた年齢層と思います。
これらの人たちが、夫婦で育児と仕事を両立することになります。
つまり仕事に専念出来ないかもしれないのです。
その穴を塞いだり補う必要がありますが
私は若手の活躍に期待しています。
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おじさん・おじいさんからは生まれない
政治もビジネスも然り、ですが
カリスマ性と才能を持った経営者ならともかく
プロサラリーマンの延長でポストを得た人たちで
なおかつ年齢がおじさんだとかおじいさんと言われる人たちに
新時代を切り開けると思いますか。
私はそんなイメージ、さっぱりありません。
まぁ高齢化社会の中で
メインとなる市場がおじさん・おじいさん
と捉えることは出来ます。
その場合は、同じくおじさん・おじいさんが活躍すべきですが
これ、未来への変化の可能性が無く
現状維持、ジリ貧です。
必要なのは新しい文化だとか生活スタイルへのシフトを前提として
新たなビジネスだとか新たな付加価値提供です。
例えばシェアリングエコノミーなんて
若い人には実体験として分かりますが
モノを所有することで幸福度を満たして来たような
おじさん・おじいさん世代にはさっぱり理解出来ないでしょう。
幸せの定義すら異なるのですから。
いくら高齢化社会と言えども
高齢層の未来よりも
若者の未来の方が
期間は長く
常に新陳代謝が繰り返されています。
そこを狙わずして、事業や経済活動の継続は
困難と思っています。
若者にチャンスを
コロナ禍で
以前はお年寄り中心に感染者が多かったところが
今や 20-30 代で感染者が多くなっていたり、
その感染ルートは飲食店だとか夜の街だとか接待を伴うお店。
果たして若者はなぜそんなとこで遊んでいるのか。
若者は遊びたいモノ
というイメージは確かにありますが
これ、なぜですかね。
私は若者に
仕事だとか勉強だとか
自己実現に繋がる営みが
単純な娯楽よりもよっぽどやりがいがあって面白い
と思える社会づくりが必要に思っています。
ですが現状の日本の社会は
若者が活躍できる場が少ないと思っています。
なので、仕事は仕事と割り切って淡々と消化し
その分、夜の街で遊ぶのではないでしょうか。
話を戻しますが、これからもっと子育て世代の労働力が
仕事に向けられなくなるように思えています。
丁度、重要な役回りに穴が空くのです。
そこを、是非若手が入り込めるようにしてあげることが
経済界の活性化に繋がると思っています。
若手が仕事を頑張って事業をけん引し
上記を経た世代が子育て世代となりアドバイザーの役回り。
このフォーメーションが良いように思えています。