育児世代にキャリア言われても
嫁さんが子どもたちを授かり、色々ありながらも無事に出産出来て、今では毎日バタバタする育児生活もすっかり日常化しました。何かもうこういう生活が普通になっているあたり、人間の適応力とやらは凄いモノですね。独身の頃に恐れていた時間制約が何も気になりません。色々伸び伸びと出来ることが当たり前ではなく、制約や不自由が当たり前。その中でいかに生き甲斐やモチベーションを自分で見出すのか。これが大事に思えています。
似たような話が仕事にもあります。が、仕事を取り巻く環境は日々変わっていて、最近ではキャリアオーナーシップなんてモノも言われるように。そんなの考える余裕あるのか ? というのが素直な感想です。
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要するに自立
一昔前までは、勤め先の仕事や環境の中で人生の色々なことが決まってしまう時代でした。更に日本は終身雇用の傾向が非常に強いです。少しずつ、転職やキャリア形成なんてことも行われるようになりましたが、まだまだ多くの人たちが勤め先や所属先に自身の人生も委ねている状況と思います。
それでは時代遅れだし強い人材は育たないということで、今では様々な企業が従業員にキャリアオーナーシップをもとめ、企業が従業員のキャリアを考えて人事異動だとか仕事のアサインを決めるのではなく、従業員に考えてそれに合う仕事に挑戦させてくれるような感じになってきています。要するに、従業員は自立を求められているのです。
自由という迷子
明確なビジョンを自分の人生やキャリアに持ち合わせている人には、この傾向、願ったり叶ったりです。が、これまでノーアイディアで勤め先にぶら下がる形で自分の人生を自分で運転して無かった人にはちょっと辛いように思えます。自分で考えてね、と言われても、自分でもどこに行けば良いのか、どこに行きたいのかわからないのですから。
ここで必要となる取り組みが自己分析。就職活動や転職活動のようですね。これを定期的に行ない、自分はどうなりたいのか、どうしたいのか自分で理解しておく必要があるのです。そして最近では、そのキャリアに含まれるモノは仕事だけでなく、プライベートでの取り組みも合わせて考えることが言われているようです。もはや人生設計ですね。
なるほど、さぁじゃあ頑張るぞーと思い行動に起こせるかどうか、ですが、それが結構課題です。前述の通り、子育て世代は制約だらけで不自由が当たり前。何かしようにも随分と無理をする必要があります。極論、自分のことよりも子どもたちのことを優先しています。自分のことを考える余裕すらありません。自由な大海原に放り出されたものの、現在地を確認することもままならず、泳ぎ出す方向すら定まらない。随分と迷子になったものです。さて、どうしたら良いものやら。