ご褒美作戦は長期的によくないが
子どもたちが自分でモチベーションを上げられないけど
それでも親や大人としては
子どもたちに頑張ってもらいたいことってあると思います。
子どもたち自身、
身近にニーズを感じる物事だったら
そこまで苦労しなくても取り組むことになるかと思います。
例えばトイレ。
大きくなるとオムツじゃなくてパンツ履いて
トイレに行くことを理解しています。
なので、トイレトレーニングの必要性は
子どもたちでも自分事として理解出来るモノです。
がしかし、直近、必要性を感じない物事はどうか。
例えば勉強とか習い事。
親が促すから
その流れで取り組むことが多いのではないでしょうか。
その場合、そのうち子どもたち自身もなかなか腰が重くなり
親のエゴで続けさせる感じになってしまいます…。
こんなときに子どもたちのモチベーションを
どう高めたら良いのか。
非常に悩ましい話があります。
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ご褒美はカンフル剤か
まず思いつく手段として
頑張ったらご褒美作戦。
モチベーション上がらないかもしれないけど、
一生懸命やったらご褒美あげるよ、と。
例えば美味しいおやつ。
欲しがっていたオモチャ。
そうすると子どもたちは頑張ります。
簡単に導入出来ますし
親も子どもたちの喜ぶ顔が好きですし
子どもたち自身、頑張る必要はありますが
頑張ることで欲しかったモノや食べたかったモノを
Get 出来ますので、
Win-Win な関係にあります。
がしかし。
よく育児本や育児ノウハウで見かけますが
このアプローチは長期的に子どもたちに悪影響を及ぼすようです。
ご褒美無しには頑張れない人になる、だとか。
まぁ確かに。
このような感じで育つと、
大きくなったときや大人になったとき
ご褒美に相当するものを見失うことになると
好きで取り組んでいる人と比べて
パフォーマンスに大きな差が出るらしいです。
ご褒美作戦は悪なのか
ご褒美作戦は将来的に悪影響
という説明はわかるっちゃわかりますが
少し違和感も感じます。
大きくなって、モチベーションわかないことにも
一生懸命取り組む必要は生じると思います。
まぁホリエモンの主張のように
そんなものはアウトソースして
好きなコトだけに熱中してマネタイズして生き抜く
という手段もありますが。
いずれにしても、好きなことに対しては
放っておいても熱中して取り組むことはできると思います。
一方で問題は、好きじゃないことに対して、です。
頑張るモチベーションが上がらないことに対して。
アウトソースする方法もありますが、自分でやるとなると
何かしら自身でモチベーションコントロールが必要です。
日本の多くの大人はそうやって何とか取り組み続けている物事が
山のようにあるかと思います。
ご褒美作戦で育った子は、本当にそれが辛くなるのか。
何かそうは思えなくなってきます。
なぜなら、
大人になったら自分でご褒美を設定したりやりがいを見出します。
勿論、仕事であればお金が貰えるでしょう。
勉強とか収入に直接影響しないことでも
自身の成長だとか、色々な考え方でご褒美相当を把握して頑張ります。
とすると、結局は自分自身にご褒美作戦をしているのです。
現代社会において、
ご褒美作戦を上手く使いこなすことは
必須スキルな気もします。
とは言え、竜子の逆上がりの練習のように
ご褒美無く率先して取り組めるような姿勢の方が
成長を促すという説明には納得できますので
そんな風な心構えが子どもたちに伝わると良いのですが…。