世代を超えて百人一首
先日も記載していましたが、2 年ぶりくらいに実の母親 (私の) と時間を過ごしています。私の実家はかなり不便なところにあるので、帰省して子どもたちの顔を私の両親に見せることもなかなか至難の業です。家族 4 人が移動するより、私の両親 2 名が動く方が交通費安くなりますし、時間的な余裕も両親の方があるので、基本的には来てもらうようにお願いしています。で、この都度、来てくれたのですが、あいにく私の父親は不慣れなことをしたがらないので来てくれず、母親のみ来てくれました。
子どもたちは普段接点がない私の母親に対して最初は緊張していたり距離を取っていましたが、次第に仲良くなっていきました。ただ、普段小さな子どもの相手をしていない私の母親もどう対応して何をして一緒に遊ぶのかわからず手探りな感じでした。で、竜太の提案で百人一首をすることになりました。
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3 人で楽しそう
うちの子どもたち、百人一首に学校で取り組んでいるらしいです。百人一首といっても 100 枚全て使うのではなく 5 色百人一首といって 5 色の色分けをされたモノから 1 つ色を選んで取り組むようです。5 色に分けられたモノなので、 1 色あたり 20 枚です。20 枚の中から該当する句のモノを取るというルールのようです。
竜太は百人一首好きですが、学校ではあまり勝てていないらしいです。まぁ上の句と下の句を覚えていないので、興味あって覚えて来ている子と比べると劣ってしまいますよね…。勝てないからなのか、竜太はプレイするより上の句を詠むのが好きです。という訳で、竜太が上の句を詠んで、竜子と私の母親が対戦する感じです。何やら 3 人でワイワイしてて楽しそうです。
オワコンと思っていたが
高校のとき、古文・漢文の授業がかなり嫌いでした。何のために取り組んでいるのかさっぱりわからず。大学受験に必要なので仕方なく取り組んでいる感じ。そして世間一般的にもそう思う人が多い昨今かと思います。実際、古文・漢文を勉強したところで何か生活に役に立つかというとそうでもなく、では文化的に豊かになるかというとそれもイマイチ実感ありません。文化的に豊かになりたいのなら芸術の勉強に取り組んだり、日本のルーツに関するところを掘り下げたいのなら歴史を学んだ方が良いように思えます。
が、長い間、必須科目として君臨していただけのことはあり、世代を超えて共通バックグラウンドとして話が出来るといった利点はあるように思えて来ました。百人一首を知っていると、10 歳未満の子どもが 70 歳前後のお年寄りと一緒に遊べるのですから。
まぁ一緒に遊ぶだけならリバーシ (オセロ) でも十分かもしれませんが、五七五七七の語感が日本人には共通的に心地良く親しみやすいのかもしれませんね。