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竜太の “出来る” 基準

   

前回、竜太が新しい計算問題のテキストに取り組み始めたと記載していました。これまでコツコツと頑張っていたこともあり、順調に計算問題のテキストを消化してきた竜太。最近取り組み始めたモノはまだ取り組んで事の無いモノで、中学受験を意識したモノになっていました。中学入試 でる順過去問 計算 合格への920問 といテキストです。新しいモノ好きの竜太はウキウキしながら着手しました。整数の計算は特に問題なかったのですが、少数と分数の計算になった途端、目標時間に収まらない時間で解き終えるのがやっとになりました。誤答もあります。どうしたモノかと頭を悩ませていますが、竜太との会話で気付いたことがあります。竜太の中での “出来る” の基準です。

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頭の中で計算出来ると言い張る竜太

竜太が計算を上手く出来ない理由は、途中の式を書かなさ過ぎるところにあります。途中の式を書かないで頭の中でやるから、その過程で計算ミスがあったときに見つけ出すことが困難です。また、式を工夫して変形させて計算量を減らすことで計算問題のスピードを上げつつ答えが正確になるのですが、式を書くことを避け過ぎたこともあり、なかなか上手く書き下せない模様です。

で、案の定、頭の中で計算したところを中心に計算ミスしていたり、式を書くことに慣れていないためか途中で違う問題の計算式が混ざったり、前の行から引き続き残る部分を記載し忘れたりで誤答が目立ちます…。なので、頭の中で取り組むことは出来ないし無理があることをその誤答を取り上げて伝えると、それでも竜太の回答は “これくらいなら出来る” です。計算ミスしているし誤答となっているのになぜか出来ると言い張る竜太。

出来るの基準が一般より甘い

誤答になっている事実はどう捉えるのか、竜太に問うのですが、それでも出来ると言い張ります。やり取りを繰り返して段々分かったのですが、竜太的にはたまたま間違えただけ、といった解釈をしてそうでした。本来は出来るけど、たまたま間違った、と。間違いが含まれるくらいにしか出来ない、不正確なのでそれは出来ない、というのがこちらの解釈ですし、恐らく計算問題においては一般論と思います。がしかし竜太の出来る・出来ないの線引きは誤答含むか否かではなく、それで正解になったことがあるかどうか、のようです。

何だかこの竜太の件、ある話に近いように思えました。それは、海外に居る人に “日本語話せるか” と聞いたら “yes” と答えが返って来て、試しに話させたら日本語の単語が何個か出てきた程度だったというお話。一方、日本人に “英語を話せるか” と問うても義務教育で英語に取り組んでいて前述の海外の人の日本語の語彙力以上はあるにも関わらず、”英語話せない” と答える日本人が多いです。

竜太は前向きに自分の力を評価しています。それは明らかに世間知らずですが、一概に否定するモノでもないかもしれません。自分の力に希望を頂き、前向きに捉えつつも、謙虚に構えるところを上手くバランス取って欲しいものです。

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