竜太の混乱 (少数の大小が分からない)
前回、竜太の学力がなかなか向上しない話を記載してました。竜太の性格によるモノです。せっかく頑張っているのですが、本人の性格が学習や習得といった取り組みと物凄く相性が悪く、せっかく頑張っても少し時間を置くと頑張る前の状態に元通りになります…。竜太はこれまで、計算問題をコツコツと取り組み続けたこともあり、6 年生の計算問題にも取り組む程になっています。それが故に今回露呈した竜太の理解不足はかなりショックでした。が、まぁ竜太らしいと言えば竜太らしいです。こういう話が多過ぎるが故、頑張っていてもなかなか評価されるに至らないのだと思います。
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誤解や錯覚に固執
今回、竜太が勘違いし始めたことは小数の大小についてです。例えば以下の 2 つの数があり、統合、不等号を答える問題。
10.1008
10.108
竜太の最初の考えでは、小数点以下が 1008 と 108 です。整数部は共に 10 で差が無く、小数部分の数字を取り出して、1008 > 108 なので、10.1008 の方が大きい数字と考えてしまっているようです。そういうことじゃないと教えたのですが、今度はどうやら、小数部分は整数と大小が反対になると錯覚し始めました。例えばこんな問題。
99.99
99.999
先の問題の大小を間違えた竜太は、整数部の 99 は共通で、小数部が 99 と 999 になっており、 99 < 999 なので、先の間違い経験から大小が逆になると考え、99.99 の方が 99.999 より大きいと言い出しています。
これらを一度間違い直しして、説明をして理解し直したのですが、数日後に再度問題を解かせてみると、見事元通り。しっかりと誤答になっています。
桁や位の概念が身に付いていない
どうやら竜太はまだまだ桁や位の概念を理解出来て居ないようです。まだ小学 3 年生なので、仕方ない感じもしますが、中学受験に挑む小学 3 年生はもう小数を扱った計算もどんどん初めていますし、演習もしています。竜太も計算問題で少数はずっと取り扱ってきたのですが、今更こんな間違いをし始めています。
竜太の根本的に理解していないこういう側面を身近に見て生活していますので、竜太のこういった間違いはある程度慣れています。ですが、こういう側面もあるからこそ、竜太についてなかなか前途多難に思えてしまえています。なので他の人よりもより一層の努力が無いことには人並にすら出来ない感じなのですが、等の本人は最低限をやりさえすれば良いと勘違いしています。やれと言われたことだけで出来ないようであれば、自ら取り組み量を増やして何とか追い付かないといけないのですが、そういったことを自分事として捉えられていないようです。