知識は自身の身を守るためでもある

2025/02/23

私が小学生の頃も、なぜ勉強をしないといけないのだろうという疑問はありました。勉強なんてしなくても良い仕事だっていくらでもあるので。ただ、勉強をしておいた方が職や収入が安定する可能性が高いことは自身のバックグラウンドや経験だとか一般論から言えることなので、やっぱり勉強しておいて良かったな、と思っています。その一方で、大人になった目線や知見においても、事業を成功させている人が必ずしも高学歴という訳でも無かったりするので、やはり勉強だけが全てではないことも理解しています。

その一方、勉強で得られる恩恵として、自身を守ることにも繋がる側面があります。知識は武器でもあり、その武器は周りからの攻撃だとか企みから守ってくれる有難い存在でもあるのです。

キレイな世界

子どもたちが生まれて、子どもたちが通う保育園の候補をいくつか見学したりしました。その中で、第一希望として選んだ保育園に幸いにも子どもたちが通えることになりましたが、見学の際、この保育園の雰囲気がとても良くて印象的でした。物凄く平和で純粋な世界だったのです。邪なモノが無く、とてもキレイな世界でした。

それまで独身だったり結婚してもまだ子どもが居ない生活においては、ほぼ仕事だけが社会との繋がりでした。経済活動を中心とした社会は競争社会です。勿論、違法行為やルール違反はこの社会においても忌み嫌われるモノですが、ルール内での出し抜きだとか小競り合いだとかは普通にあって、それはとてもキレイとは言い難いモノだったりします。そんなのに囲まれた生活だったので、保育園の雰囲気に心洗われるような気持ちになりました。

隙あれば狙われる

小さな子どもたちはこういったキレイな世界からスタートしています。小学校、中学校、高校だとか大学。そういったところでの集団生活を経て、社会人になっていきます。その過程で、少しずつ世間の世知辛さだとかズルい側面も観て学んでいくのだと思いますが、社会を騒がせるニュースなどを目にすると、将来、自分の子どもたちは大丈夫なのだろうかと身を案じてしまいます。例えば最近、話題になったオンラインカジノ。射幸心を煽られてどっぷりハマってしまうと取り返しのつかない経済ダメージを負います。勿論心も傷付くでしょう。こういった違法行為は法律やルールが近付かないようにある程度守ってくれますが、合法的に忍び寄る魔の手もあったりします。例えば生命保険だとか各種保険の類。勿論、必要な人には重宝されるサービスですが、多くの人にとっては無用の長物です。

こうした心配事から身を守る武器は、前述のように勉強です。例えば算数・数学で期待値を勉強していれば、カジノだとか保険で得られるリターンが全然儲からないモノだと数字で分かります。また、オンラインカジノについては、遠隔だったりデジタルな手法であればイカサマを容易にすることが出来ることも教養があればわかると思います。特にデジタル。デジタルルーレット、スロット。ここぞというときに当たりが出ないように制御することなんて、容易なことです。

子どもたちの将来の仕事のためだけでなく、身を守る方法としても、やはり勉強は続けて欲しいです。親は子どものことが心配なのです。