書き下しに苦戦する竜子

このブログでは何度も触れていますが、うちの子どもたちは毎日コツコツと勉強していてとても偉いです。がしかし、その割に成果が出ないのが可哀相な感じ。まだまだ本人たちに気持ちが入っていなく、勉強の密度だとか質が悪いことが原因と思います。いつ、心を入れ替えて本腰を入れるかがキーなのですが、当の本人たちは相変わらずマイペース。時間は無限にあると錯覚してそうです。時間制約無くダラダラ取り組む分には二人ともそこそこ上手くやっているように見えますが、やはり時間制限がある試験は苦手のようですね…。
そこそこ上手くやっている中でも、竜太は割と要領が悪く、竜子は器用な印象があります。がしかし、そんな竜子でも最近、苦手なモノの傾向が見えて来ています。コツコツと整理して取り組むようなタイプ。例えば書き下しです。
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何通りか数えるための書き下し
私が小学生の頃は取り組んだかどうか記憶に無いのですが、うちの子どもたち、通っている塾の授業で “場合の数” を答えるような問題に取り組んでいます。まだまだ取り組み始めたところなので、基本に則ってそれぞれの場合を書き下すようなアプローチに取り組んでいる模様。
竜太は割とスラスラ取り組めているのに対して、竜子はどうやら苦手分野らしく、結構苦戦しています。書き下しの場合、やたら滅多に当たってもダメで、規則正しく取り零しの無いように全ケースだとか該当ケースを洗っていく必要があります。うちの子どもたちは二人ともかなりの面倒臭がりなのですが、竜子は特にそうかもしれません。泥臭く書いていく問題も手が動きません。そのためか、力業で全パターン書き下して解くような問題に対しても、悶々と頭の中で考えてしまって時間を浪費してしまうようです。
小学校のときの過ち
竜子は恐らく、泥臭く取り組むよりもっと効率の良いやり方があるはずだと考えてしまって手が動かないのだと思います。自力で不器用なアプローチでゴールに到着するよりも、もっとスマートな方法を、と考えてしまうのだと。その過程で得られる気付き、学び、成長があるのですが、竜子はそれらを機会損失してしまっています。
が、それは私自身も似た経験があります。私が小学校に入学する前だったり、小学校の低学年の頃、工作が大好きでした。しかし段々と自分で作るモノは既製品に比べてあまり出来栄えが良くないことに気付いてしまい、何か工作のときも先生が教えてくれたり手伝ってくれるのを待つようになってしまいました。その方が自力で仕上げるより完成度が高いモノが出来上がるので。そして少しずつ私は工作に意欲が無くなっていき、下手になっていった気がします。創造力を欠いてしまったのです。
竜子にそんな過ちを犯してほしくなく、今は汗をかいて手を動かして書き下しをするように言っています。竜子は私より頭が良いはずなので、その大切さに気付いてくれたら良いのですが…。