途中で止める勇気

このブログは子どもたちの育児生活を中心に綴った育児ブログです。最近は育児というより子どもたちと中学受験に挑む奮闘記になって来ました。発育や病状の心配が全くなくなった訳ではありませんが、保育園に通っていた時期と比べると随分落ち着いています。その代わり、小学 3 年生の 2 月から子どもたちの通う塾で本格化した受験に向けた勉強が生活の中心となり、悩みも子どもたちの勉強や成績になって来ました。小学 4 年生なのでまだ年齢的には幼いですし、特に竜太は精神年齢が低いので余計に辛そうです。
そんな中学受験を意識した生活においても色々と人生に関する発見や気付きがあったりして、子どもとの生活で親自身もかなり学ぶ所があることに気が付かされます。最近は色々な文化祭に足を運んでいますが、どこの文化祭でも皆楽しそうに生き生きしています。私が学生のときと大違いですが、その理由が少しわかってきました。
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自分に嘘をつく不幸
私が小学生の頃、まさに今の子どもたちと同じく 4 年生の頃に、部活への入部を提出する必要がありました。とは言え、私が通ってた小学校の部活は、サッカー(男子のみ)、バレー(女子のみ)、合奏の 3 種類しかなく、習い事とかしてないならいずれかの部に入るのが通例みたいな感じに先生からアナウンスされました。で、当時の何となくのバイアスで、部活するなら男子はサッカーみたいな雰囲気があり、興味も無いサッカー部に入ることに…。興味無いものの、ある程度上手にプレイ出来れば意欲も湧いたのでしょうが、運動がそこまで得意でないため全然上手く出来ず。
そんな部活生活は全然面白く無く、部活にも仕方無く出席している感じでした。中学生になると、部活の種類も一気に増えて、スラムダンクの影響でバスケットボールに興味が湧きバスケ部に入部。バスケ自体は楽しいのですが、これまた上手じゃないので練習はしんどくて、イヤイヤ仕方無く放課後に練習している感じでした。さっさと辞めて興味あることに時間を費やせば良かったと後悔しています。
なぜ辞めなかったのか
部活を辞めて好きなことに取り組まなかった理由は複雑です。頭では理解しながらも、部活を辞めることで部活仲間というコミュニティから外れることの恐れもありました。どこの部にも所属していない状態で誰かと仲良くなれる気がしませんでしたし、バスケ部の一員であることはちょっとしたブランドのような錯覚を持っていました。また、別の部にそのタイミングから入部したとしてもそこでの競争に後追いで追い付ける気もしないですし、仲良しが出来る気もしなかったです。
いずれにしても自分に素直になって辞めれば良かったものの、辞めるにはそれ相応の勇気が必要でした。それが無かったが故に貴重な学生生活を無駄に過ごしたように思えます。子どもたちと文化祭を回っていますが、どの在学生も楽しそうです。きっと、自分に嘘をつかずに純粋にやりたいことをやっているからでしょう。子どもたちには私と同じ後悔をさせたくないので、しっかり伝えたいところです。