今の小学生は等差数列も取り組む
このブログは子どもたちが生まれたことを機に始めた育児ブログです。子どもたちはもう小学 4 年生になっており、小さい頃のように病状や発育での悩みは随分と少なくなりました。その代わり、中学受験に向けた勉強が本格化しており、多くの時間を勉強に費やしています。そんな生活をしているので、このブログで触れる話も中学受験ネタだとか子どもたちの勉強に関わる話が多くなっています。
中学受験に向けて勉強する際、子どもが学校や塾の指導に従い親の手を借りずに自走出来るケースは稀有で、大半の場合、親は子どもに伴走する形になります。二人三脚とも言われる程です。親も大変ですが、やはり一番大変なのは本人です。ただ、親は大変な反面、今の小学生が何を学んでいるのか知ることが出来るため、親にとってそれはそれでなかなか良い勉強になります。最近では、小学生が数列に取り組むのです…。
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数列は高校で取り組んだ記憶
私が学生の頃に数列に取り組んだのは、高校になってからだったと思います。高校で等差数列だとか等比数列から始まり、階差数列とか何種類か代表的な数列に取り組んだ記憶があります。で、中学受験に向けて勉強している子どもたちは、通っている塾で各単元の授業を受けているのですが、先日、等差数列を習って来ました。
もうビックリです。高校の勉強内容を小学生が取り組んでいるだなんて。しかも小学生向けに簡単なことに留まっているかというと全然そうでも無く、私が高校で学んだようなことと同じ内容のように見えます。例えば指定される数字が左から何番目なのか、だとか、数列上の数字は何個あるのか、だとか、数列上の各数の総和はいくらか、だとか。しかもそれぞれを算出するために立式が必要ですが、出来上がる式は小学生向けに何やら簡単化されているかというとそうでも無く、私が高校生の頃に立式していたモノと同じだったりします。
小学生が触れるべきは基本的なところのはず
恐らく前述のような以前高校で学んでいたことまでを小学生が取り組むことになった理由は中学受験です。小学生の算数のカリキュラムに等差数列が入ったことは事実なのだと思いますが、義務教育として必要となる計算や問題解法のアプローチが以前の高校の内容になることは無いと思っています。単純にこの単元で中学受験の問題を作ると、どうしても攻略されて更に難化してのイタチごっこを繰り返してしまいますので、遂には過去、高校で学ぶようなところまで上り詰めていったのではないかと推測しています。
とは言え、中学受験に挑む小学生たちは泣き言を言ってもいられません。他にも多岐に渡って勉強する必要があって大忙しですので、ここで躓く訳にも行かず、何とか問題演習出来るように頑張って学ぶ…。本当に大変です。現代の小学生は。
