投票時の組織票の是非
2019/07/24
先日、参議院選がありましたね。
投票券がある人、投票しましたか。
うちは、
子どもたちを連れて投票所に行こうと思っていましたが
子どもたちが Fire タブレットで遊びたくて、
天気も悪いし外出したくない雰囲気だったので
嫁さんと私、交互に投票所に行って投票して来ました。
まぁ私たちの票程度では
政局を動かすような影響力はありませんが
ただ、子育て世代も投票しているぞ
と投票率だとか集計で表現されるので
毎回、選挙の際には権利を行使して
投票に参加しています。
お年寄りだけでなく
子育て世代の票数も存在することを
政治家の方々がわかるようになれば
子育て世代をサポートするような
政策やマニフェストを掲げる人も
出て来るかもしれませんので。
地味な取り組みですが大事と思っています。
で、投票の際に、誰に票を入れるべきか
という悩みを抱えますが
その悩みを払拭する役割にもなり得るのが
組織票だなぁと最近しみじみと実感してしまいました…。
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職場で推す議員に集う組織票
大きい企業に務めているためか、
従業員の組合組織も結構力を持っています。
で、その組合活動の中で
ある議員を推すような取り組みもあります。
この議員は、
私たちが務める企業の産業に関わる
政治的な営みやら、国会等々の議論やらで
一方的にこの産業やら企業が不利になることを
未然に防ぐような主張をする議員です。
しかも、組合が推すだけのことはあって
従業員フレンドリーな政策ポリシーを持つ人です。
何やら、自身の職や生活の安定を求めて
政治家まで送り込んでいて、
まさしく政治チックな感じがしますが
残念ながら社会だとか世の中はそういうもので
各産業、各組織、各立場の人たちが
同じような思いや狙いで
それぞれの代弁者を議員として推しています。
こうして集う票が、組織票です。
便利に思え始めた組織票
昔はこの組織票の存在だとか
投票と投票先 (推す議員) を促される感じが
非常に気持ち悪く感じていました。
このようなやり方ではなく、
市場で各企業が競争して
消費者に選ばれる企業なり産業が残り
淘汰されていけば良いと思っていました。
しかし現在は
全ての産業や企業が同じように取り組んでいればまだしも
どの団体もこの手の類のことをして
要はロビー活動のようなことをして
世の中が回っていると理解しています。
なので、同じようなことをしなければ
政治的な圧力や調整で不利に経ちながら
市場で淘汰されてしまう
と考えるようになっています。
また、子育てで忙しい毎日の中で
立候補者を調べて
誰のどの考えが自分は良いと思うのか
といった内容を把握して選ぶ時間なんてありません。
そんな中、
少なくとも自分が所属している組織だとか何だとかが
所属員の幸せ・利益を考えて推している議員が居る
という事実は非常に有り難いのです。
何故かと言うと、前述のような調査・検討不要で
その議員に投票すれば良いだけですから。
しかも、冒頭で記載したように
子育て世代も投票に参加しているぞ
というアピールも出来ます。
むしろ私自身、そのアピールだけが大切であって
誰に票を入れるのか、は二の次です。
でもまかり間違っても、自分の生活に悪影響を及ぼすような
そんな政策やポリシーを持つ人には投票したくない。
とすると、自身の組織が推す人に票を入れることに
何のためらいもなく、むしろ有り難くすら感じるようになりました。
色々と、歳を重ねて知ると
考えやら価値観が変わってくるものですね…。