老後の生活に必要な生活費
2016/03/12
前回、老後の生活費用や介護費用を
子どもに頼らず自分で何とかすべきだと記載しました。
子どものためにも、子どもの足を引っ張る訳にはいきません。
では具体的に、どの程度の資金があれば良いのか。
これを把握すると、数年で解決するようなレベルではなく
かなり長期的な取り組みが必要だとわかります。
スポンサーリンク
1 億円と把握しておいても良いレベル
以前調べた情報で、最新の数字は知らないのですが、
総務省統計局の 2013 年情報によると
老後の毎月の支出 (夫婦 2 人) は以下のようになっていました。
- 60-64 歳 : 30 万円
- 65-69 歳 : 28 万円
- 70 歳以上 : 24 万円
60-90 歳に必要なお金 (夫婦 2 人) を計算すると以下の通りです。
- 60-69 歳 : 29 万 x 12 ヶ月 x 10 年 = 約 3,500 万円
- 70-90 歳 : 24 万 x 12 ヶ月 x 20 年 = 約 5,800 万円
- 合計 : 約 9,300 万円
消費税 5% (2013 年当時) → 10% を考慮すると、
(9,300 万円 ÷ 1.05) x 1.10 = 約 9,700 万円。
消費税 5% (2013 年当時) → 20% を考慮すると、
(9,300 万円 ÷ 1.05) x 1.20 = 約 1 億 600 万円。
これらの数字は、老後の生活だけに必要なお金です。
子どもの教育費は含まれていません。
ぞっとしませんか。
この課題に 60 歳が近づく段階で取り組んだとしても
手遅れです。
そして繰り返し記載している通り、
公的年金には頼れない時代になっていると思います。
全額を自力で何とかする必要は無いかもしれませんが、
心積もりでは全額と思い準備しておいた方が安全と思います。
子どもたちの足を引っ張るのか
老後の生活はかなりシビアです。
親が自分でしっかり何とかしておかないと
お金が無いので子どもたちに養ってもらうことになります。
そんなことは絶対に避けたいです。
子どもたちも自分たちのことで手一杯でしょうし、
子どもたちには自分たちの夢を叶えてほしいです。
ですので、親として子どもの足を引っ張るようなことには
ならないように、経済的なリテラシを高めて計画立てて
課題に取り組む必要があるのです。