しらゆきひめ にモヤモヤ
2020/05/09
最近、子どもたちに絵本を読んでいます。
以前も読んでいたのですが
先日、子どもたちの大好きなばーばから荷物が届き、
絵本が二つ、入っていました。
・しらゆきひめ
・ブレーメンのおんがくたい
いずれも有名なグリム童話です。
このグリム童話、
どうにもストーリーが突拍子もない感じですし
何か、残忍であったり残酷だったりします。
時代背景も現代と異なりますので
そのような違和感は仕方ないにしても
子ども向けの絵本として本当に適切なのか
疑問が残ります。
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学習能力の無い しらゆきひめ
色々と思うところはありますが
特に目についたところは
しらゆきひめ の
天然っぷりというか
能天気というか
不思議ちゃんというか
何というか…。
お后から命を狙われて
森に逃げることになりますが
こびと の家に住むことに。
でも こびと と会話する前に
こびと が留守の間、
こびと の食事をつまみ食いして
こびとのベッドで勝手に寝て、
目を覚ますと こびと が帰って来て
ようやくまともな会話。
普通ならそんな侵入者を許しませんが
しらゆきひめは美人ですし
こびとは良い人 (?) なので許しちゃう。
その後、何度もお后に殺されるのですが
何度も痛い目に合っても警戒心がなかなか高まりません。
何度も こびと に蘇生してもらい、てへぺろ。
美人だから許されちゃう。
王子が何者か不明
何度も しらゆきひめ の殺害に失敗するお后ですが
遂に毒リンゴで殺害成功。
こびとたちも蘇生出来なくなります。
で、こびとたちはガラスの棺を作って
しらゆきひめを入れて保管。
すると王子が登場。
死んでいるしらゆきひめに一目ぼれして
大切にするから死体を下さい
と懇願。
死体貰ってそうすんの ?
という疑問が私の頭の中に…。
で、家来に棺を担がせて帰り道。
家来が転んで棺がひっくり返ってしまうという。
大切にすると言ったじゃねーか !
と私は突っ込みたい気持ち満載に。
ところがそのミスがファインプレー。
しらゆきひめの口の中から毒リンゴ出て来て
しらゆきひめ復活。
リンゴ、消化されてなかったのだろうか…。
胃酸とか、出てないのか。しらゆきひめ。
で、王子と結婚したしらゆきひめは
なぜかお后以上の権力を持ち
お后を死刑に。
王子、何者 ?
しらゆきひめ、美人という理由で
そんな権力者と玉の輿。
しかも死体ですら魅了して
死んでいても許されちゃう。
美人って得 !
子どもたち、君たちも美しくなろう !
なんてことを親として言える訳もなく。
このストーリーで何を子どもたちに思って貰えば良いのやら。
謎です。