うっせぇわ の賛否に思う
私は音楽の勉強を本格的にしていた訳でなく
何か楽器をしっかりと長年練習した訳でもなく
思春期の頃、人並みに音楽やオーディオ機器に興味を持ち
田舎暮らしだったこともあってか
他に魅力的な娯楽やアクティビティも無い生活でしたので
全国一律に CD という媒体でサービス提供される
音楽については、
地域差を感じることなく
継続的に好きで居られました。
もちろん、アーティストの方々がライブに来ることは無いので
その意味においては、地域差を不満に思っていましたが
高校までの生活において
高いライブチケット代をポイポイと支払える訳もないため
無きゃ無いで問題無かったです。
前置きが長くなりましたが
最近、流行っていて親世代を困らせる歌。
うっせぇわ
について思うところがありますので
綴ってみたいと思います。
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若者のストレスや心を表現
私は youtube で
うっせぇわ
を 1 度くらいしか見てません。
こういったコンテンツを youtube で見ることが出来て、
しかも普通に流行るということが
物凄く時代を感じます。
一昔前、
CD やテレビやラジオといったメディアで有名になるには
本人の実力や運のみならず
それを推し進める力学が必要でした。
プロデューサーしかり。
販売会社しかり。
広告代理店しかり。
今では個人が直接コンテンツを手掛けて
youtube にアップして人気を勝ち取る。
素晴らしい時代です。
で、この
うっせぇわ
ですが、
大人の理屈や既に形成されている社会ルールやしきたりに
ストレスを抱えている若者の言葉・感情が歌詞になっていて
若者の気持ちを代弁しているあたり
一昔前で例えると、尾崎豊のような位置付けだそうです。
なので、社会に反発するような内容となり
親としては子どもがそれを好んで口ずさむのが
悩ましく思っているようですね。
親は両面分かるからなおさら うっせぇ
で、子どもの教育上良くないと思う親世代を
これだから大人は…
と子ども世代や若者世代は
思うのでしょう。
わかります。
がしかし、子ども向けにこの歌に難色を示す親って
年齢でいうと 30-40 代じゃないですかね。
この世代、この歌の歌詞、
十分わかりますよ。
物凄く共感出来ちゃいます。
同じ思いを
新入社員だとか学生のときとに持っていたと思います。
なので、否定しているのではなく、共感しているのです。
ですが、そんな気持ちを持ちながらも
社会で生き続けて、今や子どもを持つ親となった立場で
社会への反発を、諸手を挙げて肯定出来ないで居るのです。
子どもは社会・地域で育てるものです。
親だけ、親族だけで育てることは不可能です。
やっているよ、という人も居るかもしれませんが
一歩、家を出たらもうそこは社会・地域。
これらの影響を受けながら子どもたちは育ちますし
親も社会・地域に支えられながら育児しています。
つまり
一概に社会・地域を形成してきたしきたりだとかルールを
否定することは出来ないのです。
なので、両側面を理解しながらも
諸手を上げて喜んで肯定している子どもに対してこう思うのです。
うっせぇわ
と。
反発する気持ちもわかるわ、わかるけど折り合いつけとんねん
と。