理想と現実と二八の法則
このブログでは何度か触れていますが
大学を卒業して以来、勤め続けていた前職を 2020.6 で退職し
2020.7 から現職で働いています。
面倒臭がり、割と保守的な考えを持つ私が転職するだなんて
想像もつかないことでしたが
人生最後のチャンスと思い、挑戦した次第です。
この挑戦は子どもたちの存在が多分にあります。
生まれて間もない頃は
子どもたちの対応が本当に辛く、時間を多く使っていました。
朝、保育園に預けて、職場に向かい
職場に着いたら保育園から電話があり
熱が出たのでお迎えを要請されたり…。
また、
大事な打ち合わせを控えていて、
もうすぐ始まるようなそんなタイミングで
保育園から電話があり、
嘔吐のためお迎えを要請されたり…。
嫁さんの勤務地が離れていますので
基本的に私が対応。
仕事を放り出して頑張っていました。
ところが、3 歳になると、パタリと熱が出なくなり
子どもたちのことが仕事に影響することも少なくなり
仕事に再度注力することを考え始めたとき
本当に今の仕事で良いのか疑問に思え、
考えた末、転職に至りました。
で、前置きが長くなりましたが
今の勤め先には転職組、つまりキャリア採用の方々が結構多く居ます。
同じような業界出身者と集まり、食事する機会があり
なかなか面白い話が聞け、感銘を受けました。
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人を見定め中のベテラン軍師
食事といっても、殆ど仕事の話です。
仕事仲間との食事会だと普通のことです。
プライベートの時間でも仕事をするこの感じが嫌なので
前職では職場の飲み会とか好きになれませんでした。
が、今は色々とニューマンネットワークだとか
信頼できる仲間探しが大事ですし
コロナの影響でオンラインでの業務が基本となる中、
面と向かってしっかりと意見交換する場は貴重です。
私はお酒を飲めませんが、お酒を飲みながらであれば
相手も本音で色々な思いを語ってくれます。
それに、キャリア採用組で、
同じような業種で働いていた経験もあるため
現職における危機感や課題意識は是非意見交換したいところ。
とても貴重な場なので、前向きに参加しました。
参加者の中で、
私よりも 10 歳を超えるくらいのベテランの方も居て
今の勤め先の事業においては、
その人の経験値がかなり戦力的には期待されるところです。
その人は私よりも後に中途採用されて入社されているので
この状況をどう見るのか、色々と伺ってみたところ
その人はまだ人を見定めているとのこと。
本当にまともに事業のコア部分に役立つ動きを取れる人は誰なのか、
探っているとのことでした。
現実を見るしかないのか
その人曰く、
今の勤め先も大企業だから二八の法則でしかなく
(二八の法則 : 要となり働ける人が二割、居なくても困らない人が八割)
今居る人員の中で、誰が二に該当して、誰が八に該当しているのか、
これを見極めて、二の人と仕事を取り組み、コアとなる部分を推進させる
とのこと。
この考え方を、極論、
上司だとか、その上のマネージャーとか、横の課の課長だとか、
全部に当てはめて、二と仕事する作戦。
面倒なのは課長やマネージャーとかが八に該当する場合。
そのときはその上を掴まえて仕事する、と。
出来ない奴と仕事しても仕方ない、と。
これは物凄く現実的です。
恐らく、経験豊かな人がそう言っているので
実際問題、そうでしかないと思います。
がしかし、少し違和感を持ちます。
八に該当している人をまずは動かし、
チーム全体を動けるようにすべきなのではないか
と。
恐らくこの考えはかなり理想論ですが
現実性が薄いのだと思います。
頭ではわかっています。
現実はそんなに甘くない、と。
ですが、もう少し人を信じたいと思う一方、
そうこう行っていられる程余裕もないのも事実。
そろそろ腹を括って、覚悟して動かないと、です。
私も二の人と仕事するように
考えを変えるべきかもしれませんね。
頑張るか…。