親ガチャ なんてものは存在しない
2021/09/17
最近、internet の記事でよく目にする言葉。
親ガチャ
何か定義や説明が記載されたモノを読んだ訳ではないので
もしかしたら私が勘違いしているかもしれませんが
子どもの立場から見て、
自身の親のアタリハズレを表現したモノのようです。
スマホゲームとかで
アイテムとか何かが運要素で手に入ったり揃う感じを
ガチャ
と、カプセルトイのガチャガチャを揶揄していて
ガチャガチャと同じく、
課金してゲーム内にてランダムに手に入るような仕組みは
課金ガチャ
と呼ばれていたり。
そこから派生して、
親ガチャ
なんて言葉が生まれたのだとか。
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子ども目線の言葉
親すら、ガチャガチャに入っとんのかい
と思わざるを得ませんが、
子ども目線からすると親を選べないので、言い得て妙です。
子どもは親を選べませんから。
アタリの親なのか、ハズレの親なのか。
それによって、自身のこれからの人生にも関わります。
でもこれって、何か違和感がありました。
なぜなら、その子どもの存在を否定しかねない話です。
ある子どもが親に向けて親ガチャ何て言って
自身の親をハズレだなんて思ったとしても、
その子の存在はその親からしか生まれ得ないのです。
アタリだろうとハズレだろうと
今の親の精子と卵子が結び付いた結果がその子なので。
別のアタリの親だったら、別の子が生まれています。
親を選べない、という表現に戻ってしまいますが
他の親だったら、みたいなことを考えるだけ無駄なのです。
ただ、確かに他の育ての親だったらといった捉え方なら
わからなくもありませんが、
人間の能力は、結構、遺伝的な所が大きいという最近の通説を鑑みると
それでも、自身の親を悲観に思っても仕方ない気がします。
極論、子ガチャ
この話を考えて見て、何だか少し、怖くなりました。
怖いと言うか、何か、妙な気持ちに…。
先程、精子と卵子の結びつきと記載しましたが
父親の精子と母親の卵子はそれぞれ多数存在します。
それぞれの組み合わせで決定されて生まれたのが
今、世の中に居る子どもたちです。
勿論それは私自身も該当します。
つまり、1 組の親は、精子と卵子の様々な組み合わせの中から
授かった今の子どもたちを出産しているのです。
と考えると、何だか、子どもの方がガチャな感じに思えてきました。
先程、怖いとか妙、といった表現をしましたが
嫌な感じと言った方が正確ですね。
子どもがガチャなんて思うと
何だか本当に、嫌な感じがします。
竜子も竜太も、色々と親である私たちを悩ませてくれます。
もっとこうだったら、と思うこともありますが
それでも、全部ひっくるめて、大好きと思える子どもたち。
夜寝ている子どもたちを抱きしめたりして
出会えてよかった、私の子どもで居てくれてありがとう
といつも思っています。
そんな子どもたちが、ガチャなんて表現をされると
何だかいたたまれない気持ちになります。
子ども目線、親目線。
色々とあるかもしれませんが
今の巡り合わせが縁なので
もしこうだったら、みたいな感覚よりも、
今後こうしたい、といった未来思考でいきたいですね。