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才能の無駄遣い

      2017/04/24

先日、カンブリア宮殿を見ていたら、

ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥さんがゲストで出演しており

山中さんのストーリーが番組で取り上げられていました。

いくつも興味深い話や人生論に関する内容があり

とても参考になったのですが、

その中で、

日本と海外 (山中さんの場合はアメリカ) の間の研究環境の違いが

とても印象に残りました。

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劣っている日本の研究環境

アメリカでは色々な手段で研究資金が調達出来ていて、

研究者が研究しやすい環境にあるようです。

例えばアメリカには

実験に用いる被験体 (マウスとか) のお世話を専任する人とか

研究者が描いた論文を仕上げるための校正を専任する人とか居て、

研究者は研究のみに没頭出来る環境があるようです。

これらの人を雇うには当然、資金が必要な訳で、

研究成果はすぐにはマネタイズ出来ませんので

先行投資なり何なりして貰ってお金を集めて資金とする必要があります。

アメリカでは多額な投資がされていたり、寄付金による調達もあるようで

前述のような環境を実現出来ているようです。

一方、日本は、前述のような作業も全て、研究者がやっているようです。

資金が少ないので。

1 日 24 時間しかありませんので、研究者が自らそのようなことをしていては

研究に費やす時間が全然少なくなってしまいます。

そのため、過酷な毎日をおくりながら何とか研究に当てる時間を捻出したりなので

体やメンタルへの負担は計り知れないと思います。

論理的には負けて当然

前述のような差がありますので

日本の研究がアメリカに勝てる訳はありません。

アメリカには優秀な人材も集まりますし、

優秀な人材にはその人しか出来ないことを特化してやって貰えるよう、

その他の作業は他の専門の人が担って分担する形になります。

日本では才能ある人が誰でも出来るような作業に時間を費やす必要があり、

才能を無駄遣いしている状況です。

勿論、作業の中でアイディアが思い浮かぶこともあるとは思いますが…。

このようなハンディキャップがある中、

山中さんのように快挙を成し遂げている日本の研究者が居るのも事実ですが、

本人の計り知れないパッションと努力があるからこそです。

ただ、計り知れないパッションと努力をしても限界があり、

どうしても太刀打ち出来ない研究者も日本には多々居るかと思うと

実に勿体無いですね。

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