カウントする、という概念
2019/05/18
先日、子どもたちを
KUMON 無料体験学習に連れて行った
と記載していました。
その体験学習では
教材を渡されていて
KUMON の教室および家庭での自習に使います。
その中の 1 つで、
算数に該当する
数を数える練習
があるのですが
これを子どもたちに取り組ませてみると
なかなか、学習って大変なんだな
と痛感することがありました。
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1 – 20 まで言えると数えるは違う
子どもたち、
お風呂に入っているときとか
1 から 10 数えたりします。
日本語で
いーち
にー
さーん
と数えていくこともできれば
発音出来ているのか出来ていないのか怪しげな英語でも
One
Two
Three
と一応数えています。
それができるので、
てっきり、数を数えることは出来ていると
思い込んでいましたが
数を数えるという概念は
数字が言えるだけでは身につかないようです。
なので、子どもたちに何かを数えさせて
何個だったか聞いても
デタラメな回答が帰ってきます。
例えば目の前に
ドーナツのおもちゃ 5 個あって
数えさせてみたとき
5 個のドーナツのオモチャを
適当に指差しして
1 から 10 まで数え上げて
最後、10 個 ! と答えることもあります。
彼らにとって、数えている訳ではなく
最初に 10 と言いたいという意思が決まり
1 から 10 までを歌い上げ or 唱えて
それに合わせておもちゃのドーナツを
重複とか気にせず指差しして数えて
最後の最後で言いたかった 10 を言っている模様です。
最近では少しわかって来たみたいで
KUMON の宿題とかでもそんな感じのデタラメな回答が
少なくなってきた気がしますが
それでもまだ、何度かしてしまいます。
特に対象物が多くなるとそうなる傾向に思えます。
4 (しー)、7 (しち) が難しい
意外なところで躓くものだ
と考え直したこともあります。
1 から 10 まで数える中で、
実は鬼門は 4 でした。
4 は、
しー
と数えます。
一方、7 は
しーち
です。
似てますよね。
この似ているというのが
子どもたちにとって難易度を非常に上げているみたいで
4 (しー) まで数え上げたのに
何個あるか聞くと
しち !
と回答されることが多々あります。
しかも何度も、
しー、まで数えたら、4 個ってことだよ
と教えても何度も繰り返し間違えます。
1 から 10 までの数え上げで
4 を しー
7 を しち
と読ませることに憎悪すら抱くようになりました。
なぜ、
いーち、にー、さん、よん、ご
ろーく、なな、はち、きゅう、じゅう
として普及させなかったのだろう…。
そしてこの記事を書きながら思い出したのですが
小学校の頃、体育か何かで
順番に 1 から 10 まで声を出して言う必要がありました。
運動か体操をするために。
で、当時、私は
7 を しち ではなく なな と言っていたのですが
これがクラスの他の子 (マジョリティ) と違ったようで
クラスメイトから笑われてしまいました。
最初はなぜ笑われているのかわからず困惑し
なな
と言っていることで笑われていると気づくと
(間違いでは無いはずですが) 間違っていたことに
非常に恥ずかしい思いをした記憶があります。
一応、エンジニア職をしている今の私の立場で言えば
うちの子どもたちのように
しー、しち だと 4 と 7 が紛らわしく
幼いころの私のように
誤解が生じない よん と なな と表現することは
物凄く合理的で生産的に思えています。
まぁ土地だったり時代で異なると思いますが
時にして、市民権を得ているモノが
効率的ではないことが多々ありますが
数を数えるといった単純な話にすら
そんな話は存在していて
純粋な子どもたちは
間違えやすいことや紛らわしいことを
思いっきり素直に、ちゃんと間違ってくれますね。
世の中が色々、簡略化できればこんなに苦労しないのでしょうが…。
さて、うちの子どもたち、
この手のイライラを乗り越えていってくれるかしら。