初めての TOB 公開買い付け
このブログでは育児生活の奮闘っぷりをメインに綴っています。関連して、たまに子育て世代にとって非常に大切な金融リテラシについても触れていたりします。最近、その頻度は随分と減っていたのでご無沙汰でしたが、今日はそんなお話です。
子育て世代は、子どもの教育費だとか、親の介護費だとか、もう少し先の自分自身の老後の生活費だとか、かなり重々しい出費に直面しています。何の備えも無しにそういった局面を迎えると本当に火の車になりますので、前持った準備が必要です。それは資産形成だったり、支出を減らす工夫だったり。
私はそういう課題意識がもともと高かったこともあり、独身の頃からいくつか投資に取り組んでいました。先日、保有する株の TOB 公開買い付けのアナウンスがあり、これが人生初めての取り組みとなりそうです。
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TOB 公開買い付けとなったときの選択肢
金融の専門家ではないので、ざっくり説明をします。厳格な定義だとか情報の正確さを求める場合は他のサイトで調べて下さい。TOB 公開買い付けとは、とある企業や機関が思惑やら計画があって、大量の株を購入する営みです。その際、市場価格の株価よりも結構高い買値が提示されます。で、そんなときの株保有者が取れる行動は以下の 3 点と思います。
1. TOB 公開買い付けに応募する → 大量に買おうとしている企業等々に売る
2. 株を保有する証券会社で普通に株を売却
3. 気にせず保有したまま
3 の選択肢、軽く調べただけなので正確性は薄いですが、売らずに株を保持することも可能なようです。ただその場合、多くの株を取得した企業なり機関が大株主になっていますので、株に関わる物事も色々な決定権を持っているらしく、強制売却を強いられることもあるのだとか。そのときの価格が公開買い付け価格を上回るのか下回るのか、それも不明です。
なので、一般的には 1 や 2 の選択肢を取る人が多いのではないでしょうか。
指定された証券会社の口座が必要
前述の 1 の選択肢には、TOB 公開買い付けが決まり大量の株を買い集めようとする企業なり機関から委託される証券会社の口座を株主が持っていないと面倒です。というのも、TOB 公開買い付けに応募するにはその指定の証券会社で該当株を保有する必要があるのです。
では該当証券会社の口座を持っていない人はどうするのか。前述の 2 の選択肢もあります。公開買い付け価格は公になっていますので、アナウンスされる頃には市場価格が公開買い付け価格と同じくらいになっています。なのでそこで売ってしまう方法もありますが、その場合、その取引をする証券会社が定める手数料が必要になります…。
私の場合、実は該当株を保持しているとはいえ、当初買い付けた後に株式分割とかが生じて、証券会社で取引できる単位数に収まらず、端数株を持っています。証券会社で取引できる単位数は、随分昔にそろそろ頃合いかと思って利益確定のために売却済みで、売り難い端数株だけ保持し続けていた形になります。利確せずに持っておけば今回の件でもっと化けたのですが、まぁそんなこと言っても仕方ありません…。という訳で、端数株を売ることも面倒だったので、該当証券会社の口座を作り、そちらに株を移管して TOB 公開買い付けに応募してみたいと思います。まずは口座開設からです。面倒臭いですね…。