虫の写真を撮る、という難題
このブログでは主に育児生活を中心に綴って来ました。子どもたちとの生活で独身のときと大きく違う点は色々ありますが、家族での生活の場合、家族一人一人の人生があり生活があります。そして親にとっては子どもの生活っぷりを聞いて子ども目線で考えてみたり、子どもの成功や失敗でも一喜一憂するので、複数の人生を楽しめているような気もします。この点が、子育て経験がある人の世界観や視野が広くなる傾向にあるように思えます。
子どもたちの学校生活は基本的に子どもたちから聞いて把握します。授業参観だとか保護者面談とか学校のイベントのときには学校に足を運びますが、それ以外は行く機会がありませんからね。で、子どもたちが取り組む学校の宿題なんかはまだまだ子どもたちだけで取り組めないモノもあったりして大変です。そして最近、また大変な宿題を竜太が持って帰りました…。
スポンサーリンク
虫の写真は難易度高い
竜太の宿題は、虫の写真を撮るというもの。しかも最低 3 つ。公園とかで写真を撮って来いとのこと。それなら公園に行ってすぐ出来ちゃいそうと思いますが、意外と虫を探すと良い被写体が見つからないモノです。特に小学 2 年生の探索能力は程度が知れていますし、更にうちの子たちは割と諦めるのが早いです…。
近所の公園に虫を探しに出かけた竜太は 1 つ目のアリの写真撮影だけでもうちと公園を何往復しました。撮ったけど早すぎて上手く取れなかっただの、取れたけど拡大したら砂利みたいになるだの、上手く出来なかったことを何度も報告します。しかも 1 つ目の写真だけで。
2 つ目の虫、3 つ目の虫を探すのも大変です。割と整備された小さな公園なので、土が露出する区画はちょっとした柵があって、普段はそこに入ったりしません。一度、飼っていたカブトムシがお亡くなりになったときに足を踏み入れたりはしましたが、それ以外は入る機会がありません。なので竜太にそこに入る発想も無く、何度も他の虫がいなかったと言って諦めて帰って音を上げていました。
アリ、ハエ、クモ
取り合えず竜太は 3 匹の虫の写真を撮ることが出来ました。まずは公園でアリ。素早く動き回るアリを上手く写真で撮ることが出来ず随分と時間がかかりましたが、拡大したらまぁ何とかアリと分かる程には撮れたようです。次は前述の公園の土があるところに居たハエ。竜太はハエのことをあまり名前とセットで認識していなかったようです。けど、見つかったから撮った、と。
2 匹撮れたところで切り上げて帰宅。3 匹目はまた今度撮ろうという話をしていましたが、家の中でクモが歩いているのを見つけた模様。無事にクモの写真を撮ることが出来て、3 匹揃いました。が、この取り組みに 2 時間以上かかってしまいました。大人目線では随分と効率悪いように思えますが、このくらいの年齢もしくはうちの子の能力を考えるとそんなモノかもしれません。大人が思っている以上に子どもは色々なことが上手く出来ません。少しずつ、上手になるしかないのです…。
