高める視座は誰のため
今日も仕事に関する話なので、育児ネタではありません。育児生活は育児に取り組みながら送る親の生活です。なので家族を養うためのお金が必要であり、そのお金は多くの場合、労働の対価として得ているモノです。なので育児だけでなく仕事も何とかしないといけないのが育児世代の辛いところ。
で、今日のお話は視座の高さ。視座と言う言葉は聞きなれないかもしれませんが、目線を度の高さから持つか、ということです。目線を上げるというと、下や横でなく上の方も見る感じになりますが、視座という言葉を使うと、そもそもどの高さからモノを見るのか、という話になります。
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視座を高める
分かりやすい例としては、自身の責任範疇の仕事や取組みで物事を考えず、その上の立場の人の責任範疇を考えて物事を見るといった場合、自身の視座を高めて色々考えている状態になります。これが出来るとレベルアップにつながりますよね。自分の今のポジションに甘んずることなく、上の立場の仕事だとどうなるのか考える。物凄い模範生です。
視座を高めるようなことが普段の仕事から出来て居ると、取組結果の報告を受ける上司等の上の方々はかなりスムーズな仕事が出来ます。部下の視点で纏まっている報告や見解を一度紐解いて理解して、自分の高さや責任範疇で再考して仕事に使っていく感じになりますので、ひと手間必要です。がしかし最初から自身の高さでの見解で分析・考察されていたらどうでしょう。そのまま使えますよね。
出世頭には必須スキル
自分の視座で仕事に取り組んだとしても、視座を高めると不足があったり下手をすると結論や見解が 180 度違うことも可能性として生じます。そうなると結局その仕事はやり直しになります。なので、自分自身の仕事の効率化の意味においても視座を高めて仕事に取り組むことは非常に大切です。
がしかし、前述にあるように、そもそも受け取る上の方々が楽という点がやはり一番のメリットな気もします。つまり受け取る上の方々は、手を煩わさない報告をする部下を重宝しますよね。必然的に高評価したり、何かに抜擢したりします。そうこうしているうちにそういった部下は昇級昇格を繰り返していきます。逆に言うと出世したい人には必須スキルだったりします。
問題はその視座を高めるスキルで的外れな方に誘導するケースもあること。ある種の拡大解釈をすることになりますので、それを外すと周りにかなり迷惑をかけることになります。100 発 100 中なんてことは出来ませんので、いくつかは外していきます。外したときにかける迷惑について、何とも思えないくらいなタフな精神力が必要になります。私には到底出来そうにありませんね。