計算と意味を結び付けられるか否か
このブログではよく触れていますが、うちの子どもたち、毎日コツコツと勉強していてとても偉いです。先日、子どもたちの毎日の算数の計算問題と漢字検定の対策の取り組み量を減らした話をしていました。すると、今まで時間切れとなって取り組めなくなっていた NativeCamp のオンラインレッスンを受けても何とか納まるようになってきました。英語を本格的に勉強し始めるのは中学からと思いますが、今からでも毎日少しずつ、英語に触れておくことは子どもたちにとって有意義と思いますので、出来れば英会話レッスンの継続は続けて欲しいと思っていました。ので、今の子どもたちの取り組み量は折り合い付けて割とベストな状態と考えています。
一方、竜太が算数の問題で少し躓いていました。単調な少数の計算問題かと思いきや、文章題もあったらしく。文章題には国語力も必要なので、案の定、竜太には難しかった模様です。
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式は計算のためだけではない
算数の問題を解く際、どこから記載すれば良いのか、という悩みがあるように思えます。頭で計算しようと思えば計算できるような問題は、わざわざ式を書かなくても良いように思えています。ですが、式をどんどん書いていくことは、何も自分のためだけではありません。
勿論、そのテスト等の点数の善し悪しは自分の都合なので、周り周って自分のためという話には行きつきますが、テスト用紙に記載する内容は、採点者へのメッセージになります。式を書くことで自分の理解や考え方を表現しているのです。採点者はそれを見て、用意された問題がどう捉えられて、どのように解かれたのか確認することが出来ます。それにより、回答者の理解度を測るのです。
掛け算と割り算の意味
四則演算はそれぞれに意味がありますが、特に掛け算と割り算はその意味合いをしっかり理解しておかないと、今後の問題で計算することが出来ません。
例えば a x b = という計算は、”a が b 個あるモノを全て足し合わせている” といった理解を腹落ちさせておく必要があります。これが出来るようにならないと、”1L あたり 171 円のガソリンを 12.5L 購入したときの金額” といった問題のとき、”171 円が 12.5 個あるってことだな” といった発想をすることが出来ません。
また、a ÷ b = という計算は、”a を b 個で分け分けする” or “a の中に b が何個あるか” の 2 パターンの概念理解が必要です。これが出来ると、”20 箱で 2,500 円のお菓子は 1 箱あたりいくら ?” といった問題のとき、”2,500 円を 20 個で分け分け” といった考え方が出来ます。また、”7,200L のガソリンを 18L 入る缶に入れると何缶になる ?” といった問題のときに “7,200 の中に 18 が何個あるか” といった発想が出来るのです。
という感じに、計算と言葉を上手く結びつける必要があるのですが、うちの子どもたちはまだまだ苦戦しています。特に竜太はまだまだ無理そうです…。