捨てるのが苦手だと酷な現代社会
我が家は散らかっています。モノが散乱しています。子どもたちが生まれる前も、何かと色々なモノがあり、ミニマリストには程遠い生活でした。持ち物の大半は使っていないようなモノなのですが、どうにも捨てることが苦手なので取っておいたりして…。嫁さんもそうですし、私自身もそうです。そして子どもたちが生まれ、家族 4 人の生活になってどうなったかと言うと、家の中に物が溢れ返るような生活に。色々と捨ててやりたいのですが、私の一存で決められないモノも多くあり。勿論、私自身、決めるに決められず困っていたりも。
しかし、この状況、不思議なモノです。お金を使うことが苦手な私はあまりモノを買いません。それなのにモノはどんどん増えます。一体、何が起きているのやら。
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新しいモノが日々増える
普通に生活しているだけですが、なぜかモノが増えます。子どもたちは何やら学校だとか習い事でモノを持って帰りますし、色々なモノが送られて来ます。意を決して片付けても、その翌日からまたモノは少しずつ増えていって。これの繰り返しです。
なので、増えるスピードと同等以上にモノは捨てていかないことには、モノが溢れ返ることになります。ですが我が家は親である私や嫁さんも、子どもたちも、モノを捨てるのが苦手です。なので捨てられずに居る間に新しいモノがどんどん溜まっていって、収納容量を超えたモノがその辺を散乱し始めます…。
捨てること前提の世の中
私は古臭い人間なので、モノが壊れて使えなくならない限り、捨てて次を買うという気になかなかなれません。ところが今の世の中、安価な製品だとかオマケ程度に貰えるようなモノですら、そこそこの耐久性を持っていたりして、なかなか壊れません。そこそこ壊れず長く使えるモノなのに、結構な低価格・低コストでどんどん流通されています。なのでもうどうしようも無くなって、押し出されるような形でまだまだ使えるモノが断捨離に会い、捨てられていっています。
しかし小売りのお店の品揃えをよく見てみると、今使っているモノは捨てて買い替えること前提で色々なモノが売られていることに気が付きます。衣類は顕著な例です。毎年、毎シーズン、新しいラインナップが毎回刷新されて。消費者は裸という訳でも無く、普通に服を着て生活してますから、そういった製品を買う際には今のモノを捨てることになります。これはまるで、企業の営業活動が我々にモノを捨てさせているかのようにも思えてしまいます。
今の世の中、どんどん捨てることが前提です。我が家も色々気にせず、エイヤで捨てれば良いのかもしれませんが、本当にそんな社会で良いのか、甚だ疑問です。