我儘はどう対処すべきなのか

このブログは子どもたちが生まれたことをきっかけに始めた育児ブログです。育児を通じて色々と学ぶこともあり、人間が如何に不完全なモノなのかを改めて実感出来てしまいます。それは幼い子どもたちも勿論のこと、大人である我々も自身の未熟さを痛感する良い機会になっていると思います。
特に人間が本質的に持つ “欲” については一体どう扱えば良いのか本当に難しい話だと思います。それは子どもだけでなく大人も “欲” の扱いは非常に悩ましいです。我儘が満たされることも必要でしょうし、我慢出来ることも必要です。
街中で知らない小さな子がイヤイヤと癇癪起こしてモノを買えと要求する様を見ながら、一方で小学 4 年生の竜太が家でイヤイヤと拗ねている姿を未だ見る生活を送っています。どうにも対処が難しいですね。
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ストレスを貯めない方法は一体
満たされない気持ちや思いはストレスやフラストレーションを生みます。だから我慢は良くないと言われていたりします。事実、我慢し過ぎで最終的に限界を迎えて爆発するケースもありますので、程良く満たされる必要もあります。それは子どもの話のみならず、大人も同様で、程良く息抜きやストレス解消する必要がある話と同じです。
“欲” は生きる上でのモチベーションだったりもします。”欲” がありそれを満たして幸福感を得て明日の活力に繋げる。ただ、その “欲” が原因で我慢を強いられ、満たされない想いを対処することは非常にストレスが溜まります。それであれば、そもそも “欲” なんて無ければよっぽど幸せだったりしないのだろうかと思う程です。
ただし、それはもはや悟りを開くような境地なので、一般の人には無理があります。ましてや小さな子どもにはまず無理です。
欲を一番大切なモノに集中
大学受験に向けて勉強する高校生だとか、中学受験に向けて年齢不相応の頑張りを続ける子たちは一体どんな境地なのか。恐らくですが、いくつも存在する “欲” の中で、自身の一番譲れなくて大切にしている “欲” に集中・特化しているのではないかと思われます。悔いを残さないように志望校合格という “欲” 以外の優先度を思いっ切り下げて、この “欲” の実現に全てを注ぎ込む感じ。他の “欲” に時間を費やすと、その分、最優先事項の “欲” を実現させるための勉強の時間だとか、同じく大切な休息の時間が減ってしまいます。そんな考えで、他の “欲” に対して気にも留めないくらいの強い意志を持っているのだと思います。
この状態、全ての “欲” をかき消すような “悟り” の境地と比べると随分と人間らしく、取り組む期間の密度の濃い日々で心身共に成長するという自身のレベルアップも伴います。勿論、受験だけでなく運動や趣味でも何でも良いと思います。他の “欲” の存在をかき消すことの出来るようなそんな取り組みに出会うことが、”欲” に対する適切な我慢の対処方法なのかもしれません。