保険を含めた計画例
2016/11/19
前回、
学費と老後の生活の資金の設定方法を一例として記載していました。
私学理系の大学と想定して 800 万円。
老後の生活費は 65 歳に退職して収入が無くなり
資金を切り崩して 20 万円 / 月で暮らし、
90 歳で他界する場合は
退職時 (今回の例では 65 歳) に 6,000 万円必要です。
将来展望をあまり前向きにし過ぎないようにするため、
年金の受け取りや退職金の受け取りは無いものと想定しています。
さて、今日はその続きです。
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計画例
例えば 30 歳に子どもが出来て、その子どもが18 歳で大学に入学するとなると、
子供が生まれて 18 年後がターゲットであり 48 歳になっていますね。
ではまず、18 年間の運用を考えます。
例えば、3 万円 / 月を積み立てて、
年利 2%、18 年積立 + 複利運用すると約 786 万円になるようです。
老後の資金の準備についても子どもが出来たタイミングで着手するのなら、
今回の例では 30 歳から 65 歳までの 35 年間の運用なので、
年利 2% の複利運用をする投資手段を用いると、
10 万円 / 月の積立で 65 歳時 (35 年後) には約 6119 万円になっているようです。
学資の積立も別にあるので、以下の積立になります。
- 30-48 歳 : 3 + 10 万円 / 月
- 48-65 歳 : 10 万円 / 月
これに加えて、月々の保険代が加わります。
ですが、上の積立額に加えて保険料を支払うのは結構辛いと思います。
また、子どもが 1 人ではない場合はもっと学資用の積立が必要ですし、
今は大学費用だけ注目しました。
保育園 / 幼稚園、小学校、中学校、高校、各種習い事や塾・家庭教師、
旅行等の家族の娯楽、色々なものが毎月の費用として考えられます。
恐らく、保険料に割当られる資金が十分にある人は少ないと思います。
保険をどうするか
今まで記載したように、
保険は万が一に備えるためのものでしかありません。
万が一よりも、
高確率で発生する学資と老後の生活費問題を解決することを主軸において、
残った資金で必要な期間を保険でカバーするというアプローチが正しいのです。
そうなると必然的に、掛け捨ての安価な保険が候補になると思います。