元本保証であっても価値は変動
2017/03/19
前回、
育児や仕事等で忙しい場合においても
そのまま普通に働くだけでは
教育費や老後の生活費用を賄うことが難しいと記載していました。
資産形成をオススメしていますが、
定期預金といった手段を含む元本保証の投資手段について
今日は触れたいと思います。
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通貨とモノの価値は変動
元本保証であればリスク制御不要かというと、
それは違います。
実は元本保証であっても価格は変動しています。
貯金のように、
いくら資産 (円、外貨共に) が元本保証されていたとしても
そのお金で購入するモノの価値、
物価は色々な理由で変動します。
100 万円元本保証で
100 万円下回ることが無いから安心かというと
100 万円から殆ど増えずに
物価がインフレで徐々に高騰していたとすると
100 万円の価値は実は下がっています。
これでは元本保証されていても全然安心出来ませんね。
為替変動
また、通貨は外貨との間で価値を変えています。
1 ドル 100 円のときと比べて、
1 ドル 120 円のときの方が円の価値は下がっています。
国内で生活する分には
円を使うのでどちらも同じと錯覚しますが、
エネルギーと食料を多く輸入しているこの国においては
円が弱まると電気代や食費が高くなってしまいますので
大いに関係ある話なのです。
そして元本保証の投資手段は前述の通りあまり増えません。
増えるどころか、
物価高・通貨安次第では実質減っていることになります。
投資して資産が変動すると怖いという感覚があると思いますが、
投資せずに預金していても、同じリスクを持っているのです。
それなら、増える可能性がある投資手段を
リスク制御をして取り組んだ方が良いと思います。