勉強熱心なアジアの新興国
えいやで 2 泊 3 日の台湾旅行に出かけた
と前々回、記載していました。
日本人は親切
と言われながらも
アジア圏で電車に乗ると
声をかけてまで
子ども連れの我々に席を代わってくれる
アジア圏の国の人たちの方が
よっぽど親切に思えます。
そんな環境で育つ人たちは
大人になっても
そんな振る舞い (親切) が自然であり
当たり前に思えているのだと思います。
その一方、
日本は皆、余裕が無く
各自生きるのに必死で
席を譲り合うことも稀になっているほど
世知辛い世の中になっているように思えます。
また、新興国の成長スピードは早く
特に台湾においては
有名なメーカーが日本の有名メーカーを買収
といったことをする程までになっており
日本の衰退と台湾のポテンシャルを感じられます。
そのポテンシャルの源泉とも思えたエピソードが
今回の旅行ではあったので
今回の投稿で少し触れたいと思います。
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日本語でしっかり接客
一応、私は細々と英語を勉強しているので
海外旅行で流暢ではないにしろ
意思疎通を何とか英語で取ることは可能です。
まぁ下手ですけどね 笑
ですが、今回の台湾旅行、
英語を使う機会がほぼ、ありませんでした。
というのも、
観光地のおいては
台湾の方々、しっかり日本語対応してくれます。
街並みを見ると
語学スクールらしいい看板が幾つかありましたが
英語、日本語のコースがあるようでした。
日本語で接客してくれた人たちは
まだ日本人向けのマーケットでマネタイズ出来ると判断し
一生懸命、勉強したに違いありません。
現地でも日本語の日本人
一方で、日本人観光客も多く目にしました。
滞在したホテルには本当に多くの日本人が居て
エレベータ内や朝食のビュッフェの場でも
日本語が多く飛び交っていました。
ビジネスチャンスに捉えて
熱心に日本語を学んだ台湾の若い方々が
マイナーな言語にも関わらず
日本語で現地においてもコミュニケーションをしようとする日本人を
しっかりサポートしています。
もちろん、
その付加価値分が全てホテル料に含まれている訳で、
観光客はその料金を支払っているので
需要と供給が成り立っています。
ビジネス観点では特に文句がある訳でもなく
そのような観点で付加価値を人的ソフト面 (日本語対応) で
提供するというのは非常に素晴らしいことです。
地理的な特徴により左右されるような資源の有無関係なく
人材開発といった努力によるものですから。
ただ、これが成り立っているのは
日本がまだ経済大国であり米、中国についで 3 位なため
新興国と比べて多くの人が裕福だから
支払えるサービス料だからです。
台湾の方々のように
若くて勉強熱心な人たちが勉強と努力を重ねて
人口も増やしていくとなると
日本が負けて行くのは自明です
そうなってしまうともう、
日本人向けのマーケットには旨味もなく
親切な日本語対応といった付加価値も
提供されなくなるように思えます。
うちの子どもたちが自立して自分たちで旅行に行く頃には
マイナーな言語である日本語では
コミュニケーションを取れなくなってそうです。
今の環境が前提と思わず
子どもたちにはその先を見据えた成長と勉強をして
新興国の若い人たちに負けないように
生き残ってほしいものです。