真実を選んだ歯医者さんのお話
2016/02/28
前回、虫歯の原因は菌であることをおさらいしました。
そしてその菌を減らしてあげない限り、
虫歯の治療をしたとしてもまた同じく虫歯になります。
厳密には虫歯が進行している状態なので、
虫歯と治療でどんどん歯が無くなっていきます。
本当は歯医者だってその事実を知っていて、
患者に伝えたいと思っていると思います。
ただ、患者に治療よりも歯ブラシ指導をすると、
治療をして欲しいと反感を買うでしょう。
これは歯医者にとってもジレンマです。
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ジレンマを脱却して革新した予防歯科
カンブリア宮殿で紹介されていましたが、
前述したようなジレンマがある中で
勇気を出して予防歯科に転換した歯医者があります。
日吉予防歯科です。
ここでは虫歯になった患者相手にも、
初診では治療に当たらず応急処置だけし、
歯のメンテナンスを徹底します。
メンテナンスだけで 5 回くらい通わせて、
菌を無くした状態でようやく虫歯の治療に当たるようです。
虫歯の原因が菌であることを考えたら至って合理的です。
消費者 (患者) 側が間違った固定概念を持っているのです。
初めは患者に理解されず、
反感を買いながらも熱心に真実を訴えかけて
虫歯の治療よりも普段の予防の方が大切であることを
患者に解き続けて、今では虫歯を作らない歯医者として
地域貢献しているようです。
勉強して合理的に
良い心がけが習慣化すればこれほど強いものはありません。
ただし、間違った内容が習慣化すると、
修正は物凄く大変です。
親が子どもの習慣に与える影響は物凄く大きいです。
今回取り上げた “歯” に関しては、
各家庭のリテラシに依存します。
子どもは親の習慣を引き継ぎます。
なので、親は、
何が正しく、何が間違っているのか冷静に考えて、
子どもには正しい習慣を身につけてあげるべきなのです。