ビデオコールが一般的になった理由を考察
2019/11/25
先日、
嫁さんが子どもたちを連れて
実家に帰った
と記載していました。
実家に帰らせて頂きます
と言われた訳ではなく
喧嘩別れした訳でもなく
愛想つかれてしまった訳でもなく
たまたま嫁さんの仕事の出張先が
嫁さんの実家の近くだったので
子どもたちと一緒に実家に帰省しただけです。
私は普通に仕事ありますので
独り残って、何年ぶりかもう思い出せないくらい
久しぶりの単身生活です。
かなり伸び伸び出来ていますが
それでも子どもたちに会えないのは寂しいものです。
で、嫁さんが Skype でビデオコールをして
子どもたちと私、
お互いの顔を見てお喋りしました。
今でこそ一般的なユースケースですが
なぜ今は普通になっていて
テレビ電話
と言われたガラケーでのサービスは
流行らなかったのでしょうか。
私見ですが、ぼんやりと考えてみました。
スポンサーリンク
視覚によるコミュニケーションの普及
ガラケーでテレビ電話が登場したとき、
一般の人々のコミュニケーションは
主に以下のものでした。
・音声電話 (固定、携帯)
・Email (PC、携帯)
・手紙、はがき、等の紙媒体
簡単に言えば、音声とテキスト、です。
静止画や動画が無いのです。
で、こんな時代に
テレビ電話
が登場したのです。
ちょっと色々とすっ飛ばし過ぎたように思えます。
というのも、
利用者が度のタイミングでどうテレビ電話をすれば良いのか
全然、イメージが出来ません。
文化もありません。
一方、当時の SHARP はガラケーに静止画撮影機能を付けます。
で、静止画をメールで遅れるようにした訳です。
これが大流行。
ようやく、音声、テキストに次いで
静止画を送り合うというコミュニケーションが生まれました。
ですが、まだ動画でのコミュニケーションには
まだまだ敷居の高さが感じられる状態です。
おそらく、スマホがないガラケーの時代には
無理があったと思います。
モバイル機の大きな画面で静止画や動画を見ることが当たり前
という今だからこそ、
ビデオコールの利用も違和感が無い訳です。
コストが解決すると普及
ガラケーのテレビ電話ですが、
実は通信料が異様に高かったです。
ただでさえ、携帯で音声通話を沢山したり
携帯でデータ通信をすると、
月々の携帯代がエライことになる時代です。
それに加えて、文化も追いついていないテレビ電話に
お金を出せる人は居なかったのでしょう。
では今はどうか。
“データ通信” という括りでは
各家庭の光等の固定通信のブロードバンド環境や
モバイルについても高速通信量は従量課金に近いものの
定額で毎月データ通信出来る時代になりました。
Skype 等のインターネットサービスは
通信料を取ることなく
データ通信さえユーザが何とかしてくれれば
特に追加で課金することもなく
無料でビデオコールを提供してくれています。
これがビデオコールの普及に
大きな後押しとなったと思います。
そのおかげで
例えばフィリピンといった国とも
通信料を気にすることなく
手軽にビデオコールで接続して
相手の顔を見ながら
お喋り出来ちゃいます。
もしビデオコールの通信料が別途存在する世の中であれば
今でもビデオコールは流行って居なかったと思います。
多くの人のお財布が厳しい世の中だったり、
それよりも何よりも
無料であったり安価に
良いサービスをいくらでも使える時代です。
よっぽどのことが無い限り
料金を支払ってまで使いたいサービスは
なかなか現れないように思えます。
ガラケーのテレビ電話も
無料だったら、
もう少し流行ったかもしれませんね。