双龍の父、大地に立つ

双子座、AB 型、晩婚理系男子が双子を授かりました

公立校で得られる貴重な経験

   

先日、うちの子どもたちが小学受検に挑み

無事に合格した話をしていました。

勿論、合格は確約されたモノではなく

かなり厳しいように思えていましたので

結果が出るまでの間、かなりストレスを抱えていました。

ただ、小学受検に挑むことを決める前や、決めた後、

更に合格の結果が出るまでの間、

公立校のメリットにもしっかりと目を向けていました。

小学受検に挑む方は、このあたりにも

しっかり目を向けて考えると良いと思っています。

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多種多様な人の存在を知る

公立の入試不要の学校は

自治体にも依るかもしれませんが

学区が決められており、学区内に住んでいれば

その学校に行くことが出来ます。

よっぽどの例外的な何かが無い限り、

入学できないことは無いでしょう。

その地域の属性を帯びた人たちになりますが

その条件で入学する学生は多種多様です。

色々な家庭事情を背景に持つ子どもたちが集まります。

勉強が得意な子も居れば、苦手な子も居ます。

運動が得意な子も居れば、苦手な子も居ます。

芸術が得意な子も居れば、苦手な子も居ます。

全てが得意な子も居れば、苦手な子も居ます。

これは社会全体も実はそうなのです。

学力だけの話をすれば、

以前もこのブログで触れたように

偏差値 50 が丁度真ん中ですが

それを下回る人たちも沢山いて

世の中の人たちの半分を占めます。

そしてもう半分が偏差値 50 を上回る人たち。

将来、子どもたちが何かに取り組む際に

多くの人と関わることになります。

その際、偏差値 50 を下回る人たちを考える必要がある確率は

単純計算では半分の 50% なのです。

学力を例に出しましたが

前述の通りそれ以外についても同様です。

多種多様な人たちと時間を共にする貴重な時間が

公立の学校にはあるのです。

私自身、公立の小学校に通っていましたが

思い返してみれば、そのときの各御家庭は

本当に様々で、幅広でしたし

同級生の進路先も多岐に渡っています。

ホストのような接客業をする人、

専業主婦 / 主夫をする人、

親の会社を引き継いで社長になる人、

私のように大手企業でサラリーマンする人。

小学受検というフィルタリング

一方、小学受検を経て入学する小学校ではどうか。

受験ですので、合否があります。

まず受験に挑む家庭の属性で一定のフィルタリングがかかります。

更にその中で、受験に不合格となることでフィルタリングがかかります。

そしてそれらを経て合格して入学する子どもたちやご家庭。

属性にかなりの指向性を持っています。

要は、似たような境遇や環境にある人たちの集まりになってしまいます。

小学受検という困難な取り組みに耐えられる家庭。

受験で問われるような物事に長けている子どもたち。

全て一定水準以上となります。

ここで子どもたちは常識や基準を身に付けてしまいますので

社会全体からすると、下手をすると浮世離れしたモノになります。

そうなるとどうなるのか。

身近な例では

日本の政治だとか政策です。

偏差値 50 以下の人たちが人口の半分くらいを占めますが

そういった人たちの考えや状況がイマイチ見えない

そんなエリートたちが考える案なのです。

どうにも効果が出なかったり、響かなかったり。

無理もありません。

偏った社会を全貌と思い込んで育った人たち考える

社会のための策なのですから。

小学受検に挑むということは

等身大の社会を知る機会を逃す可能性を覚悟する

ということなのです。

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