タダ乗りのツケは至る所で
このブログで以前も触れたかもしれませんが
過去から長期的にこのブログを読んでいる人なんて
まず居ないと思いますので
今回、また触れてみたい話があります。
事業継続性と利用者の共通利点についてです。
と記載すると何だか小難しそうに聞こえるかもしれませんが
単純な話、
利用者は提供者にしっかりお支払いしないと
そのうち利用出来なくなるよ、という話です。
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アニメ産業の過酷な状況
私の専門外なので
合っているかどうか定かではありませんが
国内におけるアニメ産業は
今も昔もかなり過酷なイメージがあります。
とあるアニメシリーズがテレビで放送される際、
スポンサーが広告媒体としてテレビ局にお金を支払い
そのお金が予算となって、
アニメ制作会社や作家にお金が流れていく構造。
一昔前、娯楽と言えばテレビ、みたいな時代は
その広告モデルでスポンサーも十分な広告効果を得ていたので
十分な広告費を支払っていたのだと思われます。
が、今やマスや消費者は多様化しています。
スポンサーはテレビ以外の広告手段も考える必要がありますし
そちら向きにも広告費を用意する必要があります。
それにアニメをテレビで観る人って、広告すっ飛ばしますよね…。
録画して CM スキップ機能を使う、と。
という訳で、アニメ制作に関わる人々の生計が
昔よりも増して厳しくなっているイメージがあります。
アニメファンが十分に支払えばもっと幸せに ?
先日、ちょっと時間が出来たので
Amazon Prime で映画を観ました。
閃光のハサウェイだとか、
この世界の片隅にだとか。
後者は一度、見たことがあったのですが
嫁さんは見ていなかったので、一緒に見ました。
で、前者は言わずもがな、ガンダムシリーズです。
が、映画なのに 1 作で物語が完結しないタイプで、
次回作が待ち遠しい感じ。
勿論、作品を作る上で
アイディア出しといった期間は必要になると思いますが
もし、アニメ制作会社が十分な収入を得ることが出来て
ビジネスとして手堅いモノになっていれば
面白い作品の数がもっと増えるように思えたのです。
私を含む、コアなアニメファンでなくても
アニメが好きな人が十分お支払いをするビジネスモデルで
なおかつその規模が十分なら、と。
アニメは
テレビで観て、たまに映画でも見るけどそこまで高額は支払わない
そんな固定概念が根付いているため、
なかなかそんな考えには至らなく、かなり無理がある話と思いますが…。
Netflix が自会員向けに独自コンテンツを増やしています。
恐らく他のメディアでは提供しないでしょう。
このように、お金を払った人だけが楽しめる PF なりビジネスモデルが
もしかすると主流になって来るかもしれません。
主流というより、
そうでないと、制作側が生き残れなくなるかもしれませんね。