成果合戦 = 株主や顧客もしくは社会貢献 ?
2019/02/09
以前、かなり愚痴っぽいことを記載していました。
成果主義で煽りを受ける人たちが居る、と。
要は私です 笑
まぁ私の場合、残業無しで働けるように工面して頂いていて
なおかつ、昇格に足る評価はして頂いています。
一昔前の勤め先だったらとっくに昇格していますが
その評価を得ても、その中で昇格できる枠が少なく
毎年、選考漏れをしています…。
毎年、悔しい思いをしていますが
それでも十分評価頂いていますし
子育てにも注力出来ているので
文句は言えないですね。
で、ふと、悶々と思ったことがあるのですが
成果合戦に対する
私のアレルギー反応は何なのだろう
と。
でも、ふと、わかった気がします。
スポンサーリンク
経済活動は誰かの役に立つ行為
そもそも、事業の経済活動を実際にするのが従業員です。
従業員を管理するのが管理職だったりマネージャーとかですね。
ではその経済活動は何かというと
世間一般で言うところの仕事と表現されているやつなのですが
資本主義のルールに則った経済活動ですので
要は利潤の追求であり、
平たく言えば、お金稼ぎです。
この意味においては、
経済活動は自身であったり勤め先の収入のため
と言えます。
ただ、何もせずして誰かからポンとお金を貰えることはなく
誰かの役に立った見返りでお金が貰えるケースが殆どです。
なので、
経済活動は誰かの役に立つことをすること
とも言えますね。
では、我々の仕事の中で生じ得る成果合戦ですが
これは誰の役に立っているのでしょう。
個人事業であれば、成果合戦なんてありません。
自分が事業主であり、
成果をアピールして出世するといった概念が無いです。
成果を世の中にアピールすることはありますが
それはもはや広報活動であり成果合戦ではないです。
成果合戦で幸せになるのは自分だけ ?
成果合戦をしたとしても
その企業のお客さんは別に幸せになりません。
お客さんにサービスなり商品を提供しているのは企業ですので
企業内の一従業員が出世しようがどうしようが
生活に関係ありません。
もちろん例外はあります。
ある従業員と取引があるお客さんにとって
その従業員が出世して経営陣に加われば
お客さんからするとトップ交渉に近いことが出来ますからね。
でもこれは例外です。
では投資家はどうかというと、
これまた関係ありません。
投資家は対象の企業に出資したり、企業の株を保有しているだけで
従業員は優秀であれば誰でも良いのです。
なので、成果合戦の恩恵は自分以外に無いのです。
ここが私が苦手な点です。
もし企業の経済活動の全てがお客様や株主のためになることであれば
その企業は更により多くの収入を得られると思います。
一方、その企業の経済活動の 1/3 とかが成果合戦になっていれば
残り 2/3 にしかお客様や株主のためになることを出来ません。
本来、お客様向けに全力を尽くして
お客様から選ばれ続けるところを目指せば良いのに
わかりやすくアピールできる成果を得にくくなっている
斜陽産業においては
この成果合戦がなお、市場からの衰退を招いていそうです。
そんな内部の個人戦をせずに、外部 (市場) 向けにパワーを使い
より多くの人の幸せに貢献した方が建設的です。
この点があり、私は成果合戦に対して
どうにも前向きになれないのだと思います。
不器用ですね…。