文化的な豊かさが幸福の鍵 ?
2020/12/27
コロナがえらいことになってきましたね。
新種が登場しています。
ウィルスですので、変異種の出現は至極当然で
インフルエンザとの闘いが終わらない理由もここにあります。
ワクチン作っても変異で形を変えられ
また新しいワクチン作ってもまた変異。
イタチゴッコ。
それでもインフルエンザは毎年重傷者や死亡者がいるものの
日常生活で上手く付き合いコントロールする方法を
人類は確立していたと思います。
今回の新型コロナウィルスも、将来的にはそうなるだろう
と言われていますが
終わりの見えないこの戦いに
多くの人が疲弊していますね…。
勿論、目の前の戦いも重要ですが
小さな子どもたちが居る家庭としては
アフターコロナも考える必要があります。
以前とは異なりながらも、日常を取り戻した際、
どんな世界が待っているのか…。
いずれにしても、子どもたちには幸せになってほしいものです。
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ベーシックインカムなんて夢のまた夢
コロナ禍前によく言われていたことは
AI やロボティクスにより
人間の仕事はなくなり
人間は働く必要が無くなるだとか、少なくとも職を奪われる、だとか。
では人間は何をすれば良いのか。
娯楽と消費です。
AI やロボットが仕事の大半を遂行するようになり
人件費無しで業務を遂行出来て利益を得ることが出来れば
その利益をもっと多くの人に還元出来るはず。
低コストで多く稼ぐ人から利益を回収して
多くの人に再分配するのです。
これがベーシックインカム、というやつです。
再分配された利益を元手に
多くの人は文化的なことに没頭したり
ただただ、消費を楽しんだり。
そんな時代がいつか来る、と。
究極はそうかもしれませんが
私はまだまだ懐疑的にいます。
少なくともまだまだエンジニアの仕事は無くならない。
深みをもつ文化的な嗜好
とは言え、エンジニアであっても
嗜んでおくべきことがあります。
それが文化的なこと、です。
漠然としていますが
例えばアートだとか伝統行事だとか。
日本国内において、
農村部の衣食住とそこに根付く文化的な行事は
物凄く深みがあり、幸福度があります。
悲しいことに現地に住む人々はその有難みに気付いていませんが…。
地域の美味しい食材、
一見すると非効率な物事。
非効率が故の緩やかな時の流れ。
多忙極める近代社会からすると実に贅沢な代物です。
近代化だとか効率化の成れの果ては
資本主義のシステム化において大成功、だと思います。
貨幣や経済もまた、近代発明による代物で
効率化の最たる例です。
効率化、ですので、そこに無駄はありません。
その結果、無駄と見做されたモノが沢山あるでしょう。
生産性の無いと見なされる文化が多く含まれるように思います。
がしかし、テクノロジーの発展で
誰もが簡単に効率化出来て、
誰もが資本主義のシステム配下において成功出来てしまうと
人生で面白みを感じる点とすれば、
排除してしまった非効率な部分、
主に文化的なコトになります。
例えば書道。
筆で字を書くだなんて非効率ですよね。
機械やパソコンでも毛筆のフォントは表現出来ます。
が、人間の感情や心の迷いの有無で生じる
微妙な違いを表現するためには
人間が取り組む方が最も上手な訳で
そこに芸術性だとか文化的なモノを感じるのだと思います。
子どもたちには資本主義の仕組みの中で生き残る方法も身に付けて
さっさと文化的なところの追及に目を向けるような
そんな人生を送ってほしいものですが
果たしてそんなにうまくいくかどうか…。
ただただ、効率的な人生を目指せば良かった私の時代と異なり
やることが沢山ですね。今の子どもたちは。