自分を高めるために人と住む
寒い日が続きますね。物凄い寒波が来ていて、水道が凍るなんて話も耳にします。幸いにもこの辺りでそういった被害はあまり無いらしいのですが、地域ごとの対策や備えは必要になってきますね。そんな中、うちは数年前に転職した折にたまたま利用することが許された社宅で過ごしていますが、賃貸マンションを社宅化していますので、一般的な集合住宅と同じイベントは定期的に生じます。今日は排水管の清掃で、下の階の部屋から順に水回りの排水管がキレイになっていっています。独身のときに住んでいたところは規模が小さくてそんな機会も無かったのですが、こういったメンテナンスがあると、排水管が詰まるとかで困ることも少なくなり、総じて幸せですよね。
と独身時代の生活との比較をぼんやり思っていましたが、やはり人は独りよりも複数で生活した方が、多くの恩恵を与かることが出来るように思えています。逆に言えば、孤独はデメリットが沢山です。
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集約効果・スケールメリット
まず居住に関してですが、一人暮らし向きの部屋は勿論狭いです。予算が余る程あれば贅沢な間取りと広さも用意できるでしょうが、それはあまり一般的な例ではありません。一人向けにはこんなものかな、と思える部屋の広さや間取りは、それに支払うコストからするとあまり見合うモノではない気がします。つまり割高な感じ。例えばワンルームマンションの一室。部屋も狭いですし、キッチンや浴室や洗面台あたりも使い勝手が悪いです。マンションの規模次第では前述のような排水管のメンテも行われず、詰まったりすることも私は経験しました…。
一方、家族向けの住宅となると、もちろん、ワンルームマンションよりも割高ですが、住んでいる人数で割り算すると、1 人当たりのコストの割にはそこそこ快適な間取りと広さで住むことが出来ます。更に光熱費やインターネット回線などなどのインフラも割り勘するとお得な感じ。スケールメリットがありますね。
生活のメリハリ
そして忘れてはいけない話が生活の質です。一人暮らしで誰の監視も無いと、フリーダム過ぎることになります。それは本当に楽ですが、誰も何も注意してくれません。なので、飲んだくれようが、食い倒れようが、歯磨きさぼろうが、部屋の掃除さぼろうが、誰も何も文句を言いません。そしてそれらの悪行は全て自分に跳ね返ります…。
一方で、誰かと共に暮らす生活においては、親しい仲においても、自分以外の目・監視があります。だらしない姿を見せることにいくらか一定の羞恥心があるでしょう。その緊張感だとか、やもすると見栄が、生活のメリハリを生んでくれます。それは規律といった方向に結び付くモノで、もしかすると窮屈に思う人も多々居るかもしれませんが、前述のように一人暮らしでフリーダムな生活において堕落した結果、跳ね返って来るモノを考えると、よっぽどその規律の方が幸福感高く居られます。
緊張感・見栄・張りがあるからこそ、継続的な勉強・自己研磨を実現出来るのです。勿論それは前述の通り窮屈ですし時間に追われる感じになるかもしれません。が、それが長期的に見ると大きな恩恵となり幸福につながるのです。人と共に暮らすことを甘えと捉える人が居るかもしれませんが、むしろ逆です。自分を高めるためにそうするのです。