児童書 しろくま シリーズが面白い
2023/02/24
うちの子どもたちの通う小学校では、音読が宿題になっています。必ずしも教科書である必要もなく、家にある本や図書館から借りた本でも良いので、毎日音読する宿題があります。また、学校でも読書をする時間が設けられていて、かなり本を読むことは重要視されている模様です。
という訳でうちも近所の図書館で本を借りて子どもたちに音読させていますが、最近、少しずつ読み進めている児童書で大人目線でもなかなか面白いと思えたモノがあります。斉藤洋さんのしろくまシリーズです。
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しろくま の兄弟のお話
このシリーズの主人公は、しろくまの兄弟です。お兄さんがマルク、弟がカール。この二人はしろくまなのに人間の言葉を話すことが出来るのですが、それにも理由があります。そして人間と会話が出来て、本も読めるようになっているので、色々と詳しくなっています。特にカールは良識で、人間たちの生活環境に興味津々。お兄さんのマルクを誘って人間の住む街に、自分たち自身は本物の しろくま であることを上手く隠して溶け込み、仕事をして生活し始めます。
人間社会に しろくま の運動能力と人間並みの知識を兼ね備えて、色々な出来事に面白おかしく順応している兄弟。特にマルクの天然っぷりが子どもたちも勿論のこと、私でも笑ってしまいます。
3 部作
しろくまシリーズ と記載しましたが、正確には以下の 3 タイトルです。
1. しろくまだって
2. やっぱりしろくま
3. いつでもしろくま
どれから読んでも楽しめるようにしてくれていますが、やはり 1 つ目から読んだ方が愛着を持てると思います。1 つ目の話は二人が人間の街で生活し始めるところからのお話。2 つ目の話はロケーションが変わりますが、その移動の過程も面白いです。3 つ目の話は雪と言う天候の中で活躍する二人の姿を楽しめます。
若干、難があるとすれば、漢字のフリガナが無かったりしますので、イチイチ読み方を教えるのが面倒と言えば面倒です。が、それでも繰り返し教えていると読み方を覚えるので、子どもの吸収力に驚かされます。
オススメなので次に読む本を迷われている方は是非。