上層部の決断力は収支状況に大きく起因
このブログでは、私の育児生活を中心とした出来事をメインで綴っていますが、たまに全然関係ないことを投稿していたりします。育児生活に奮闘するといっても、育児だけやってりゃ収入がある訳でも無く、一社会人としてお仕事もしています。決して起業家だとか経営者って訳でも無いので、勤務先の企業でサラリーマンとして働いています。なので、そんな社会人目線の物事も綴ったりしています。今日はそんなお話。
勿論、もう良い歳なので、若手社員という枠でも無く働いています。年の功で、組織の事業経営やら収支管理に関するところも議論に混ぜて貰って、不慣れながらも頭使って色々考えていますが、どうにもこうにも、取捨選択だとかの決断力がかなり事業経営に影響を及ぼすことをヒシヒシと実感しております…。
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売り上げ・利益が十分じゃないけど稼働の余裕なし
事業収支・経営状況が宜しくない状況になっているということは、ずばり売り上げだとか利益が芳しくないということです。なかなか売れないだとか、売れてもコスト高になり十分な利益を見込めないだとか。そんな状況。では従業員がのらりくらりと働いていてパフォーマンスが出ていないのかというと、時間外労働を含めた稼働量・稼働時間を見るとそんなことも無く。皆、取り合えず一生懸命、自分のミッションを頑張っています。
この状況、結構苦しいです。頑張りが足りないのなら、余っている稼働やパワーで営業活動・顧客への提案活動を頑張ろうって考えられるのですが、そんな余裕ねぇよ ! な状態ではそうもいきません。では何に稼働を費やしているのか。これが重要です。
しっかりと販売してお客様に買って頂きながらも、それに伴うお仕事が多過ぎて稼働を持っていかれる、という事態もあるかと思います。その場合、コスト高になり利益が少ないというヤツです。下手をすると逆ザヤみたいな話になり、全然事業貢献出来ていないなんてことにも。が、今所属している部署はどちらかというとそちら側ではなく、そもそも売り上げが足りないといった感じ。では顧客に向けて十分な提案活動・営業活動が出来ているかというとそれも違う。では一体、多くの方々は何をしているのか…。
生産性が低いと言われる所以
以前もこのブログで触れていましたが、出口が無いプロジェクトだとか芽が無さそうな取り組みが継続していて手じまいされることなく、取り組みが存続しているので担当者をアサインしていて、そういった取り組みに稼働が消費されていたりします。折を見て責任者がそういった取り組みから撤退だとか手じまいを判断して別の売り上げやら利益に結び付く可能性の高い仕事に稼働をシフトさせれば良いのですが、それがイマイチ出来てないように見えます。そういった仕事が山ほど残りながら事業継続をしているので、全体の生産性を計算すると他国と比べて物凄く低いのだと思います。
恐らく、ですが、他国と比べると取捨選択の判断力が弱いのだと思います。各ポジションへの権限移譲も十分になされていないので、何かを決める際にも担当者から上の方々まで揃えて相談しながらの決定になるからスピードも遅いし、上の方々は色々なプロジェクトに首を突っ込みます。首を突っ込んだからといってもそういった案件が多過ぎて一つ一つに深い理解が持てる訳でも無く。実に悪循環なことが起きています。
経営者は孤独と聞きます。最後決めるのは自分になるからです。なので、その決断経験を各ポジションで養っていないと、まぁまぁな高さになったときに組織全部、悲劇が起こるのだと思います…。