税金を大切に使っているかどうか
2016/09/23
前回、
税金を収入とするとある組織がお客様で、
低予算の中で無理難題言われると記載していました。
今日はその続きです。
そのような組織は一般の人々や法人の納税が収入となっており、
そのお金でうちの会社やライバル会社に発注してお金を支払います。
ということは、
そのような組織がうちの会社のようなポジションに向けて
低予算の中で無理難題言うことは税金の節約になると思いがちです。
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決して節約にはなっていない
間違っています。
なぜかと言うと、無理難題を叶えると、赤字になります。
各社、ビジネスですので、赤字が出たら他で取り戻すことを考えます。
うちの会社からすると、
そのような組織が好むシステムを望む新たなお客様は
同じく多くの人や法人の納税を収入とする似たような組織です。
前回の赤字分をそこで取り戻せるように、高額とする訳です。
つまり、無理難題言った部分もしっかり回収するように動きますので、
限られた予算の中で無理難題言うことは必ずしも税金で得た予算の
節約にはならないのです。
コスト感の無さ
その無理難題の例は取り上げたらキリがない程です。
ここでは一つ例を紹介します。
その組織が使うシステム (うちの会社が納入したモノ) の
DVD-ROM ドライブの調子が悪かったのですが、
急いでその日中に直せと言われました。
その組織の業務の中で重要ハードウェアであり普段使っているのならわかります。
ただ、その DVD-ROM ドライブを使ったことがあるのは
私と私の会社の同僚だけです。
私たちが保守作業をするときだけなのです。
それでも、一部でも不調なハードウェアが存在することが許せず、
その修理対応をしていると恐らくお客様 (その組織) も立会いのため
残業が発生するだろう時間までかかりそうでした。
また、手持ちに DVD-ROM ドライブの在庫があるわけでも無く、
色々検討した結果、本体ごと取り替えることになったのですが、
本体の在庫はオフィスにあります。
仕方がないのでオフィスから、
普段は電車で移動するような距離をタクシーで運んで交換作業です。
結局、無責任な判断の結果、以下の作業が発生しました。
- 自分たちの残業代
- 交換作業時間の稼働代
- タクシー代
いずれも、うちの会社がその組織から直接回収するのではなく
同組織相手もしくは他の似たような組織相手の別件対応のときに、
しっかりと前述のような追加費用発生分を回収することになります。
恐らくその相手も税金を収入とする組織と思います。
本当に税金の無駄遣いです。