無力・非力は強力な武器 (条件を満たせば)
2017/09/06
この国は資本主義ですので
経済力による競争社会の中で我々は生活しています。
他の先進国とこの国が異なる点としては
格差があまり大きくなく、ほぼ全員が中流階級です。
そのためか、資本主義にも関わらず
まるで上手く機能している社会主義のように
皆が一丸となって幸せになるような施策や仕組みが存在します。
そんな生活の中、皆が同じように車や家を買い、
消費が促されて、市場が活性化され続けました。
しかし気がついたらその作戦も厳しさが現れています。
色々な理由がありますが、
その中の一つは少子高齢化社会と人口減少です。
詳しい説明についてはここでは割愛しますが、
前述のように皆が幸せになるようなスキームをもう取れなくなっています。
そのため、ここからは資本主義国としての本来の仕組みにより
競争によって生き残るかどうかが決まっていく時代に突入している状態です。
弱肉強食の世界で、強い者が生き残る時代になっていきます。
というわけで、力を養う必要があるのですが、
先日、力の無さが武器になっているケースを認識しました。
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笑う門に福来たる
半年以上前から、
私がとある若手社員の指導を担っていました。
この若手社員、異様に運が強いです。
これは生まれ持った天運とかその類ではなく
人工のモノで本人が作り上げているように思えます。
しかも本人は無自覚だったりしていそうです。
この若手社員、
まだまだ詰めの甘さとか至らない点も
経験不足のためか多々ありますが
細々した作業や雑務も嫌がらずに誠実に対応しています。
そのためか、周りの多くの人から親しまれて支持されています。
我々人間は他の動物と異なり、社会を作って生き残っています。
その社会において、人の縁やサポートが意味するところは
本人の力が及ばないところで効力を発揮する、運という要素なのです。
非力さが呼び込む運を更に強化
前述の通り、
その若手社員はまだまだ非力です。
力及ばないことが多々あるのですが
前述のように人徳とも言える強運もあり
多くの人からのサポートを受けて
自分では成し遂げられないようなことも
上手く解決していっているように見えます。
これは、
1 人が有能であり力を持っていて
色々と自分でやったり任されるパターンよりも
遥かに力強い結果を出せます。
周りの多くの力を頼ることが出来るのですから。
最終的には、人、という話を多く聞きますが
まさか非力なことが人徳により
より強大な武器になるとは思いもしませんでしたが
この若手社員を見ていてそんな風に思ってしまいました。