同価値観で意思疎通の効率化
2020/03/23
対人的なトラブルの大半は
コミュニケーション不足、
意思疎通の失敗、
相互理解の難しさ
等々、
要は人が人と分かり合えないが故のモノ
だと思います。
きっと分かり合える
と信じているが故に
結局は分かり合えないのだと痛感すると
そのときの失望感やストレスは
なかなか半端ないものです。
で、この相互理解や意思疎通を生まないため、
多くの人々が無意識のうちに取っている行動があります。
それは、同じ価値観を持つ人たちと一緒に過ごすことです。
自分が身を置くコミュニティだとか
実は家族すら、もです。
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同じバックグラウンドと価値観
色々なイノベーションが起きていたり
ニーズが多様化していたりして
学歴社会よりも実力社会
という見方が少しずつ強くなってきています。
ダイバーシティの観点でも
色々な人との接点の方が
色ろな組み合わせによるイノベーションに繋がるでしょう。
ですが、
色々な人との接点におけるコミュニケーションは
非常に難しいモノがあります。
これまで人々は
学歴社会を意識して
人それぞれに勉強し
それぞれの学力に応じたポジションに居ました。
そのポジションにおいては
周りの人たちと自分は
似たようなバックグラウンドを持ち、
似たような価値観だったりします。
とすると、意思疎通が非常に楽なのです。
例えば実家が中流階級の人たちであれば
その収入や時間の余裕により
幼少の頃の時間の過ごし方や趣味が
大体、似てきますよね。
で、そこで養われる価値観も同じような感じです。
とすると、会話の前提が言わずもがなで共通で
話がお互いに噛み合うのです。
選べない家族と選べる家族
生まれ育った家族は
自分で選ぶことが基本的に出来ません。
親は選べない、というやつですね。
一方、自分が作る家族はある程度選べます。
直球に表現してしまうと
結婚相手は自分で選べますし
皆さんの配偶者は、自分で選んだ方です。
何か特別な家柄の事情が無い限り、ですが。
で、多くの人が同じ価値観の相手を望みますよね。
これはやはり、意思疎通の効率化を
無意識のうちに求めているのだと思うのです。
でも、この同じ価値観を持っている相手と見定める際、
相手の学歴だとか収入まで視野に入れる人は
あまりいないように思えます。
たまに twitter を見ていて驚くのですが
育児に参加しない夫と、
育児に疲弊する妻が随分多いように思えます。
うちは双子なので、人手が足りず
私が育児に参画しないなんて発想はまずあり得ませんが
仮に子どもが一人っ子でも
嫁さんい育児を任せっぱにすることは
まず無かったと思います。
なぜかというと、嫁さんも私も
似たような学歴と似たような収入だからです。
どちらかに仕事か育児を集中させるという発想が
まず起きないのです。
お互い、同じなので、寄せるという考え方がありません。
一方で、片方の収入よりももう片方の収入が高く
低い方が専業主夫 or 専業主婦となる場合、どうでしょう。
恐らく、家事・育児が専業主夫や専業主婦に、
仕事がもう片方に分業されるのが自然な流れです。
そこまで見据えて、
結婚を決める人はあまり多くないかもしれません。
結婚を決める際、この人ならきっと、
家事・育児も一緒に取り組んでくれると期待して
いざ、子どもが出来るとそうでもないという落胆と失望が
ストレスを生んでいるように思えています。
ただ、これは古い考え方と流れでもあります。
前述のように、
今やダイバーシティだとかイノベーションにより
様々な人との接点の方が注目されています。
今の意思疎通の課題を何とか解決して
辛い育児の課題を乗り越えることが出来れば
大きなリターンがあるように思えます。
配偶者に失望して愚痴るより
その大きな課題に果敢に挑み、
価値観を統一するという防御壁に守られる人よりも
大きなリターンを得るところを狙うべきと思っています。
今が、頑張りどき、なのです。