噛み合わないニーズ (食事)
2020/08/08
コロナの影響で
飲食業界や観光業界がかなりのダメージを受けています。
勿論、その他の作業も厳しい状況で
コロナ禍による景気低迷を受けて
倒産する企業が増えているようです。
うちの近所にも
多くの飲食店があって
営業自粛するというより
何とかお店を開けて
少しでもお客さんを入れたり
テイクアウトを始めたりと
なかなか大変そうな雰囲気が漂っています。
幸か不幸か
お店には多くの人が入っているように見えますが
恐らくコロナ以前と比べると少なくて厳しいのだと思います。
一方で、うちが典型的な例ですが
食事の準備すら億劫になるほど時間不足なご家庭は多々あると思います。
供給と需要が噛み合っているように見えて
そうでもないのが残念なところです。
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贅沢品でしかない
そもそも、街中の飲食店が手掛ける料理は
かなりのコスト高です。
お酒と共に美味しいモノを食べる
“美味しいモノ” です。
食材や調理方法に少し拘り、
たまには飲みに行くかーとか
たまには美味しいモノ食べるかーとか
そう思っている人向けの料理です。
ので、かなり高額な設定がされる料理と思って下さい。
その料理の値段には、
材料費と人件費とお店の場所代等々が入っています。
なので、高いのです。
そんな高い料理をテイクアウトで提供されても
毎日買って食事したいと思えません。
そんなことが出来るほど
うちの予算には余裕がありませんので。
たまに食べる贅沢品の位置付けです。
そんな贅沢品をテイクアウトで提供して
コンスタントに売ろうとするアプローチは
無理があると思います。
低価格 or サブスク
一方で政府や自治体は
コロナの収束を狙うため
飲食店に営業自粛を促したりします。
そこで生じる損失については
補助金を支援する、みたいな。
全ての物事が悪循環に陥っていると思います。
例えば小規模な自治体、市とか区とか
或いはもっと小さいセグメントでも良いのですが
これらが旗を振って飲食店を集い
大規模な食堂を仮想的に組織すると良いと思います。
で、住民はいっそのこと自炊禁止。
仮想的に組織された大規模な食堂から
食事を買うこととします。
密を避けるのであればテイクアウト前提でも良いです。
例えば家からタッパーや鍋持ってきて貰って
そこに入れる、みたいな。
費用は 1 食あたり安くするか
いっそのことサブスクリプションにして
毎月定額 xxxx 円、とかでも良いと思います。
払えない住民向けには自治体から援助。
こうすることで一般家庭はコスト負担少なく時間を得ます。
飲食店は仕事と収入を得ます。
お店同士の競争を促すのなら、
住民が自分で食べたい料理を選ぶようにして
選ばれた料理を提供するお店には
多くの収入が分配されるようにしても良いと思います。
ただ単純に営業自粛してください、補助金あげますから
ではなく、このようにシステムを作り上げて
健全に産業を守るやり方を模索して欲しいものです。