至らない実親から得た学び
前回、私の親について触れていました。
向学心だとか謙虚さが欠けているためか
一向に世の中の流れについていけていない模様です。
嫁さんの親御さんの方が年上ですが
internet でフライトやらホテルの手配も出来ますし
電車の乗り換えも普通に出来ちゃいます。
確かに私の実家より嫁さんの実家の方が都会ですが
両方とも車生活なことには変わらず
日常で電車を使っている感じもありません。
どうしてこうも差が生まれるのか。
我が親ながら情けなく思います。
その他にもつらつらと親のことを悪く言っていますが
そんな親でも私を育ててくれた人たち。
感謝していますし
親の背中を見て受けた良い影響もいくつかあります。
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浪費を嫌う倹約家
うちの親が、というよりも
幼少時の私を含む親家族の環境によるモノと思いますが
私はかなり倹約家です。
そこまで裕福でない家に育っていますので
高校を卒業するまでの間
他県に赴くような旅行は
殆どしたことがありませんでした。
私自身、冷めた性格だったところもあり
旅行は面倒に思えていて
家でゲームしていた方が楽しいとも思っていましたし。
外食も同じ感じ。
外にわざわざ出かけて食事をすると
食べるだけの立場では、余計に時間がかかって退屈です。
母親がご飯を作って出来上がるまで
家で遊んでいる方が有意義に思っていました。
という訳で、外食、旅行もあまりせず
かなりの倹約生活をしていた気がします。
無駄な浪費を殆どすることが無く
必要最低限の消費に留めることが
身に染みているのです。
実際に親のお金の使い方もそんな感じでした。
なので、パーっと使うという感覚がさっぱりありません。
少しでも支出を抑える方向に頭が回ります。
このスタンスを持っていることは
一重に親のおかげと思っていて
物凄く感謝しています。
反面教師
父親も母親も倹約家でしたが
二人とも色々な局面で勉強不足なので
賢い買い物は苦手のようでした。
安物買いの銭失い
となることが多かったように思えます。
これは私も少し似てしまっていますが
前述のように倹約のスタンスは持てていますので
代償と思えばそこまで気になりません。
他の人と比べて
コツコツと勉強する勤勉さについては
母親、父親のどちらとも似ていませんが
間違いなく両親との生活で影響を受けています。
特に父親の影響が大きいです。
少し非難になってしまうかもしれませんが
うちの父親は仕事が終わって帰宅すると
テレビばかり見ていました。
夕食のときには食事と共にお酒を楽しみ
食後のデザートや、スナック菓子を食べながら
横になってゴロゴロとテレビを見ていました。
で、夜遅くなってくると歯磨きして寝る。
一方の私は、学校で授業を受けて、部活をして
帰宅したら食事とかをさっと済ませて
宿題、復習、予習と受験を意識した勉強をして
全て終わって時間がまだもう少しあればゲームして寝る、と。
仕事以外の時間、家で勉強する姿を殆ど見たことがありません。
そこにかなりの疑問と嫌悪感を抱きました。
大人になったら勉強をしないで良いのだろうか、と。
そうならないようにしようと常々思っていて
今では細々とでも、少しずつでも、毎日勉強するようになりました。
少し皮肉めいていますが、これも親のおかげです。
反面教師であっても、子どもに良い影響があれば
結果オーライかもしれませんね。
私自身、親に感謝していますし。
うちの子どもたちは、嫁さんや私の姿から
何をどう感じて、どう学ぶのか。
将来が楽しみです。
