反射的に嘘をつき、忘れる程の軽々しく
子どもたちが生まれて、一緒に生活するようになってから、ずっとずっと子どもたちを見て来ました。今思い返すと、現時点でも出来ないようなことを、まだまだ幼い子どもたちに求めてしまっていたことに気付かされ、当時の自分を諫めて子どもたちに謝りたい気持ちでいっぱいです。一般的な子も同様なのか、うちの子どもたちが未熟で幼過ぎるのか、どちらかは定かではありません。が、出来ないモノは出来ないのです。
一方で、出来ていることが出来なくなることもあります。例えば竜太の場合、嘘をつかずに正直に言う子でした。それが今では、何の抵抗も無く軽々しく嘘をつき、保身するようになってしまいました。それも人間らしい成長ですが、いつかそれを卒業しなくては困ることになります。早くそれに気付いて欲しいのですが…。
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叱責を嫌うため
竜太が嘘をつくケースの大半は、私から怒られないようにするためです。そのようなプレッシャーを与えたのは私なので、嘘をつくようになってしまったのは、私にかなり責任があるように思えています。ですが、嘘をつくと周りのみならず本人にも良いことが無いと口を酸っぱく教えています。また、嘘をつくと更に怒ってしまうことも伝えています。そして嘘をつき続けると、そんな人の発言は誰も信じられなくなり、何かを言ってもまた嘘をついていると思ってしまうことも伝えています。
それでもなお、竜太は嘘をつきます。嘘をついて上手くいってしまった成功体験があるのでしょう。嘘をつかずに正直に居たことで恩恵を受けたといった成功体験だとか、嘘をついて後悔する失敗体験が少ないのかもしれません。後者はネガティブなので、なるべく前者を通じて気付いて欲しいものですね…。
目先の正当化のため
私から怒られることを回避するためだけでなく、自身の言動の正当化のために嘘をつくことも出てきました。
本当に小さな話ですが、例えば竜太はティッシュを使い過ぎる節があります。ちょっと吹くためだけにティッシュを取り出し、しっかり使い切ることなく、また次の新しいティッシュを取り出して拭きます。なので、ほぼほぼ使われていないティッシュが複数、机の上に散乱することがあります。それを注意したら、“違うよ、1 枚取り出したら 2 枚出て来ちゃったから置いているの” と反論して来ました。がしかし、その後にまさにいつものパターンで、何か汚れたので拭こうとするために、やはり新しいティッシュを 1 枚とってしまいました。机の上には使っていないティッシュが転がっているのに。“2 枚出ちゃったのならその机の上のティッシュ使えば良いでしょ” と注意したら “え ? 2 枚出た ? そんなこと言った ? これはもう使ったヤツだよ” と言い返して来たのです。
竜太はもう反射的に嘘をついて保身するようになっています。これを卒業させるには、一体どうしたら良いものか。多分、周りの私や嫁さんが何を言っても彼は行動を変えることが出来ません。彼の生活、人生の中で、それを悔い改めるきっかけが訪れると良いのですが…。