分数の意味合いは難しい
このブログでは何度も触れていますが、うちの子どもたち、毎日コツコツと勉強に励んでいます。ちょっと頑張り過ぎで遊ぶ時間があまり無い点が物凄く気がかりです。小さな子は遊びの中で沢山学ぶとも言われてますし。とは言え、子どもたちが通う学童保育では遊ぶ時間も含まれてますし、学校の休憩時間も楽しく過ごしていたりします。長期休みでは旅行したりのんびりテレビを見たりもしていますので、寝ても覚めても勉強という訳でもありません。長期休みのときに無理に勉強を増やさなければ良いサジ加減になるように思えてます。
子どもたちは既に分数を用いた計算問題にも取り組んでいますし、学校の授業でも分数を習い始めているようです。が、分数の意味合いはなかなか理解し難そうです。
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数字的な意味と割合的な意味
分数にはいくつか意味合いが含まれています。例えば 1/4 という分数、これだとただの数字でしかありません。つまり 0.25 と同義です。子どもたちが取り組む計算問題はこの数字的な意味の分数です。一方で割合的な意味合いもあります。例えば、”100 個のお饅頭の 3/4 は何個でしょう” といった問題。このときの 3/4 は数字的な意味である 0.75 ではありません。100 個のお饅頭を 4 つのグループに分けた内の 3 グループ分、といった意味合いになります。うちの子どもたちはまだこれがピンと来ないようです。
使うのが近道
言葉の定義だとか意味合いの理解は定着するまでなかなか捉え難くてしっくり来ません。それは算数だけの問題ではなく、全科目共通の悩ましさです。これを打破する手っ取り早い方法は、積極的に理解したい言葉を普段のコミュニケーション等で自分から使っていく方法が良いように思えています。理解が深まっていない状態でその表現を使おうにも上手く使えないという卵が先なのか鶏が先なのかという悩みは生じますが、まずは例文をベースに自分で使ってみて意味合いを腹に落とすことをしていくと良いように思えています。
今回の分数の例では、数字的な意味合いは既に理解しているので、割合的な意味合いを日常会話に入れていく感じです。“100 点満点のテストを受けて、3/4 正解だったら何点でしょう” といった問いかけをしたり、子どもたちが自ら、“20 個お菓子あるから 1/4 の 5 個食べるね” と言ってみたり。勿論最初は上手く言葉に出来ないと思いますので、手探りで言ってみて、周りの大人、つまり親が修正して。そんなアプローチが良いように思えました。積極的に話を振ってみたいと思います。