理由が大切、全科目ほぼ共通
このブログでは何度も触れていますが、うちの子どもたち、毎日コツコツと勉強を頑張っています。子どもたちの勉強っぷりとそのパフォーマンスを見ると、残念ながら極めて群を抜いた才能を持ち合わせているようには思えません。分厚い一般の幅に含まれており、これまた分厚く随分と高く立ち塞がる壁の向こうの秀才・天才の領域に入っているようには到底思えません。親としてこんなこと言うのも酷かもしれませんが、私は理系で、割と物事を客観的にロジカルに考える性分にあります。親が持ち合わせる感情移入を取っ払って子どもたちを見ると、そんな感じに思えています。その一方で子どもたちの努力は称賛と尊敬に値します。我が子ながら、本当に。
と言った分析と考察はともかく、まだ今のところ私が子どもたちに色々と勉強を教えています。その中で、どの科目でも共通して子どもたちに問うているものが、”自身の答えの理由” です。意図的に共通になったのではなく、一生懸命子どもたちに教えていると、どの科目でも口を酸っぱくして聞いていることに気が付きました。
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答えや解き方を覚えても無意味
うちの子どもたちが、と言う訳ではないと思いますが、小さな子どもたちは色々と物事が分からないなりにも何とか試行錯誤、頭を動かして解法を理解しようとします。その結果、理由はわからないけどこう計算したらよい、こう考えて答えを出せば良い、といった工夫を凝らしてしまいます。それ自体、非常に自然な流れです。大人も細かいルールの理解は後回しにしておいて、取り合えず淡々とマニュアルやルールに沿ってモノゴトを進めることをしますよね。
子どもたちが取り組む勉強でこれをやってしまうと、応用問題とか難しい問題に直面したときの柔軟な対応だとか自分で解法を編み出すようなことが出来なくなりますし、そもそもそのアプローチは記憶に頼る方法なので、定着までに時間を要します。それに容易に忘れてしまいます。
基本を覚えてその他は自作
例えば算数・数学の公式だとか、英語の文法だとか。こういったモノを覚え込んで問題を解けるようにするアプローチが一般的ですし、実質、そうなっていくことも否めません。ただ、そのアプローチばかりに頼っていると、前述のような課題ががあります。そこで、どうしても避けられない基本的なところを覚えた後は、ルールや仕組みの根本理解をしっかり深めておいて、それを応用する形で公式や文法相当に該当するモノを自分で作る方法が良いと思います。
例えば算数では、立式するときの四則演算の意味をしっかり理解して、なぜそういった式で表すことが出来るのかわかりながら書いていくだとか、英語の文法の場合は自身が言うことのできる簡単な表現を基本にして助動詞だとか名詞だとか、場所や時間を織り交ぜた表現にするだとか、そんな風にしていくと作りたい英文だとか読まないといけない英文が分かってきます。勿論、毎回こういったプロセスを繰り返しているとテストで時間切れになるので、普段の練習でこのような練習を重ねて、解法の意味・理由をしっかり腹落ちさせることが重要です。
と口を酸っぱくして子どもたちには伝えていますが、まだまだ定着しません。まだまだ先は長い道のりになりそうです。