人の気持ちより自分の想い (竜太)
子どもたちを朝起こすのも、私の日課になっています。厳密には子どもたちだけでなく嫁さんも起こしているので、私以外の家族全員を起こしていることになります。何やかんやで就寝時間が遅くなる日が多いので、朝、子どもたちを起こすのも一苦労です。スッと起きてくれることは無いので、竜太も竜子も私が抱き抱える形になり体を起こしています。毎朝のことなので少しずつ大きくなる子どもの成長に気が付き難いですが、日に日に、抱き抱える子どもたちの体から足の爪先までの長さが長くなってきています。もうすぐ、物理的に抱っこすることも出来なくなりそうです。
そんな感じに体は大きくなってきていますが、心の成長は随分とゆっくりな気がします。特に竜太はずっと精神的に幼いままです。
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自業自得でも不服
最近、竜太は自身の過失で怒られることが多々あります。悪いのは竜太なので、反省してごめんなさいと謝って次はしないぞと決意すればそれで終わりなのですが、竜太はスッと謝ることが出来ません。”うーうー” と私の話を肯定しながらも、自身の過ちを認めて謝ることが出来ないでいます。相手に許しを請う必要があるのにも関わらず、自身の自尊心だとか気持ちを優先させてしまっているようです。
相手がどういう想いで事前に注意してくれていて、どういう気持ちで怒っているのかも考えずに。ただひたすら、自分が怒られていることへの不服で機嫌を損ねています。
直ると期待する方が間違っている、か
こういったやり取りやエピソードはもう何度も何度も繰り返されていて、いつまで経っても 3 歳児のようなメンタルの竜太に毎回イライラさせられています。いつか伝わる、いつか直る。そう信じてここまでに至りますが、恐らくもう無理なんじゃないかと思い始めています。直らないのが竜太で、それを直せなくても竜太には良いところがまだまだ沢山あります。将来、直せなかったところが原因で孤立化したり不本意な結果になることも多々あるかもしれませんが、それは竜太の人生です。親としてそれはあまりにも可哀想と心配して口を酸っぱくして注意し続けましたが、徒労に終わっている模様です。そう考えると肩の力は向けてきますし、割とやり尽くしたと思うので、そろそろ静観するスタンスに変えても親として悔いは無さそうです。そろそろ、頃合いな気がして来ました。
