ただしデシリットル、テメーはだめだ
このブログでは何度も触れていますが、うちの子どもたち、ベネッセのチャレンジ 1 年生に取り組んでいます。毎月、コツコツと当該月号の問題と赤ペン先生への提出課題をこなし、チャレンジパッド向けの得点として追加費用無しで取り組めるチャレンジイングリッシュや AI 国語算数トレーニングにも励んでいます。
AI 国語算数トレーニングは、学年関係なく、分かるようならどんどん先に進むことが出来る教材です。子どもたちの取り組みの中で現れた内容が、懐かしくも子どもたちにはなかなか厳しそうに思えるモノがありました。”単位” についてです。
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長さ、量、重さの単位
長さについては、フィートやらヤードといった単位ではなく、m (メートル)、量については l (リットル)、重さについてはポンドではなく g (グラム) 表記が日本では一般的です。そして x1/1000 を意味する m (ミリ) や x1000 を意味する k (キロ) を組み合わせて単位として使います。
大人は何も困ることなく使っていますが、子どもにはややこしい話かもしれません。なぜなら、m (ミリ)、k (キロ) であれば長さ、量、重さ、どれでも共通で覚えて使うことが出来ますが、問題は c (センチ) と d (デシ) の存在です。長さについては mm (ミリメートル) では短すぎて、m (メートル) では粒度が荒いためか、cm (センチメートル) が日常でも使われるケースが多々あります。量については dl (デシリットル) が使われることもあります。
dl (デシリットル) 不要説
子どもたちの単位の理解の妨げになっている要因は、恐らく dl (デシリットル) です。こいついのせいでかなり混乱します。cm (センチメートル) は物差しや身長、服やら靴のサイズにも使われていますので、かなり身近です。10mm = 1cm、100cm = 1m を覚えることはそう困難ではありません。が、dl (デシリットル) は厄介です。c (センチ) と同じであれば良いのですが、100ml = 1dl、10dl = 1l ですので、c (センチ) と桁の関係性が違うのです。こいつは厄介です。子どもたちは長さで単位を理解したところで、量の問題で dl (デシリットル) が現れた途端、間違えてしまいますし、混乱を来たします…。
更に厄介なことに dl (デシリットル) の表記は日常でもあまり見かけません。飲み物も ml (ミリリットル) 表記が一般的です。ガソリンは l (リットル) 表記ですね。が、dl (デシリットル) を見かけることはかなり少ないのではないでしょうか。私が幼少の頃、紙パックの飲み物の表記が dl (デシリットル) だった気もしますが、今では前述のように mm (ミリリットル) ですしね…。
昔の名残で dl (デシリットル) を覚える必要があるのかもしれませんが、滅多に使わないのならもう、止めてしまっても良いのでは…? と思うのですが。駄目なんですかねぇ…?